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浦賀和宏 安藤直樹シリーズの検索結果1 - 4 件 / 4件

  • 『彼女は存在しない』浦賀和宏 どの「彼女」が存在しないのか? - ネコショカ(猫の書架)

    浦賀和宏、初の非講談社系作品 2001年刊行作品。作者の浦賀和宏(うらがかずひろ)は1978年生まれ。1998年の『記憶の果て』で第5回メフィスト賞を受賞してデビュー。ちなみに、メフィスト賞デビューの同期生としては、乾くるみ『Jの神話』、積木鏡介『歪んだ創世記』がある。 多くの作品を世に送り出したが、残念ながら2020年に41歳の若さで早逝されている。 本作は浦賀和宏としては第7作目の作品であり、当時としては初の非講談社系作品でもあった。 彼女は存在しない 作者:浦賀 和宏 幻冬舎 Amazon 幻冬舎文庫版は2003年に登場している。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 作者に見事に騙されてみたい方。騙されないぞ!と気合を入れてミステリ作品を読んでみたい方。心理サスペンス的な要素の強いミステリがお好きな方。安藤直樹も、八木剛士も出てこない、ノンシリーズ系の

      『彼女は存在しない』浦賀和宏 どの「彼女」が存在しないのか? - ネコショカ(猫の書架)
    • 『記憶の果て』浦賀和宏 第5回メフィスト賞受賞作 - ネコショカ(猫の書架)

      追悼 浦賀和宏 ミステリ愛好家の方であれば既にご存じかと思うが、浦賀和宏(うらがかずひろ)の死去が報じられた。死因は脳出血。デビューから20年以上経つので、けっこうな年齢なのかと思っていたら、なんと1978年生まれ。まだ41歳の若さである。いくらなんでも早すぎる。 本名:八木剛にも驚かされた。これは、松浦純菜・八木剛士シリーズの八木剛士とほぼ同じである。もともと浦賀和宏の諸作品は、作家の姿が色濃く投影されているものが多かった。特にこのシリーズはその傾向が強いのかもしれない。 1998年のデビューから20年が経過。数多のメフィスト賞作家が筆を折っていく中、未だに作品を世に出し続けていただけに本当に残念でならない。 とはいえ、わたし自身、ここ十年ほどは浦賀作品からは離れていた。贖罪というわけでもないのだが、浦賀作品について、まずは安藤直樹シリーズの感想を当ブログではお届けしていければと考えてい

        『記憶の果て』浦賀和宏 第5回メフィスト賞受賞作 - ネコショカ(猫の書架)
      • 『こわれもの』浦賀和宏 終盤の怒涛の展開に驚かされる一作 - ネコショカ(猫の書架)

        浦賀和宏の初徳間作品 2002年刊行作品。 デビュー作の『記憶の果て』以降、主として安藤直樹シリーズを中心に執筆活動を続けてきた浦賀和宏(うらがかずひろ)だが、2001年の『眠りの牢獄』『彼女は存在しない』あたりから、非安藤モノも書くようになってきた。『こわれもの』は、非安藤シリーズとしては三作目の作品となる。 こわれもの (トクマ・ノベルズ) 作者:浦賀 和宏 徳間書店 Amazon 文庫化されたのはかなり後のことで、徳間文庫版は2013年になってやっと刊行された。 こわれもの (徳間文庫) 作者:浦賀 和宏 徳間書店 Amazon 浦賀和宏は2020年の2月に脳出血のため41歳の若さで早逝されている。このためかどうかは不明だが、2020年の6月には徳間書店から、新装版が登場している。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 講談社系以外の浦賀和宏作品を読んで

          『こわれもの』浦賀和宏 終盤の怒涛の展開に驚かされる一作 - ネコショカ(猫の書架)
        • 『眠りの牢獄』浦賀和宏 初の非安藤シリーズは、主人公の名前が「浦賀」! - ネコショカ(猫の書架)

          初の非安藤直樹シリーズ 2001年刊行作品。浦賀和宏(うらがかずひろ)の六作目。浦賀和宏はメフィスト賞受賞作の『記憶の果て』以降、安藤直樹シリーズをずっと書いてきた。しかし、六作目にしてようやく、非安藤シリーズ作品を書いてみたのがこちらの『眠りの牢獄』である。 浦賀作品としては画期的な薄さ(163ページ)。当時の最長作品『時の鳥籠』の1/3である。こんなに薄い講談社ノベルスって実はけっこう稀少かもしれない。 随分長いこと文庫化されなかったが、2013年に講談社文庫版がようやく刊行された。 眠りの牢獄 (講談社文庫) 作者:浦賀 和宏 講談社 Amazon おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) クローズドサークル(閉鎖的な環境下)で展開する、息詰まる心理戦を堪能したい方。非安藤系の浦賀和宏作品を読んでみたい方。想像を超えたアクロバティックな展開のミステリ作品を探

            『眠りの牢獄』浦賀和宏 初の非安藤シリーズは、主人公の名前が「浦賀」! - ネコショカ(猫の書架)
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