動脈硬化は、年齢とともに進行するものですが、食生活や生活習慣の改善でそのスピードを抑えることが可能なものです。食生活の改善にも役立つ「動脈硬化に効果が期待されている栄養素」をご紹介します。 動脈硬化の発症と進行には、活性酸素が大きくかかわっています。ビタミンC、ビタミンE、ベータカロテンなどの抗酸化ビタミンには、LDLコレステロールの酸化を防ぐ効果が知られており、ポリフェノールには、LDLの酸化抑制に加え、肝臓でのLDLの異化促進、中性脂肪の吸収阻害、血管内皮障害の改善の効果が期待されています。 特に、赤ワインのポリフェノールの動脈硬化予防は、「フランス人は他の欧米人と同じ様なものを食べ、同じようにタバコを吸っているのに虚血性心疾患の死亡率が低い。」という「フレンチパラドックス」としても有名です。 ビタミンB群、特に、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12の摂取は、血中のホモシステイン濃度を低