前回は外反母趾の診断や原因についてお伝えしました。今回は外反母趾の予防や、効果的とされる改善法をご紹介いたします。 治療法 外反母趾の治療方法には、「保存療法」と「手術療法」があります。「保存療法」には主として①靴の選定 ②運動療法 ③装具療法 ④薬物療法があります。 ここでは①靴の選定と②運動療法を詳しく紹介します。 ①靴の選定のポイント 1.指の付け根から爪先までのスペースが広く取ってある 2.土踏まずから踵にかけてフィットしている 3.足の甲にしっかりフィットしている 4.靴底が薄すぎない 以上の項目に、より多く該当する靴を選ぶとよいでしょう。 ②運動療法の紹介 1.タオルギャザー 効果)足趾を曲げる筋肉には、足の縦アーチと横アーチを支える作用のある筋肉が活動するため、開張足の悪化や予防対策になります。 方法)足趾でタオルをつかむ運動で、足趾を曲げる筋肉を動かします。