熊本市議会の緒方夕佳議員(42)が、議会に生後7か月の子どもを連れて出席しようとした件が未だ話題だ。BBCやガーディアンなどの海外メディアでも取り上げられるなど、その反響は大きい。 初出の報道では緒方議員が何の前触れもなく議場に子供を連れてきたとの印象が強かったが、実際には妊娠が分かってから何度か、事務局側に環境整備を求めていたようだ。 「私と赤ちゃんが座っているその存在自体が、一番強く訴えられるのではないかと思った」 画像は熊本市議会の公式ページ 議会事務局によると今年1月頃、緒方議員から、「子どもを連れて議会に参加したいので託児所を作って欲しい、だめな場合はベビーシッター代を公費で出してほしい」との要望があり、事務局側は、市民が子供を預ける際には個人的にお金を払っていることを挙げ、「気持ちは分かるが、議員のために税金で作ることはできない。個人で預けてきてください」と回答してきたという。