愛媛大学 農学部生物環境学科 三浦 猛教授(写真右) 北海道大学大学院修了。水産学博士。地球環境に配慮した持続可能な生物生産技術の開発について、動物生理学的視点から研究。 大日本印刷 イメージングコミュニケーション事業部 事業企画本部 平井佑太(写真左) 情報イノベーション事業部入社、その後イメージングコミュニケーション事業部に異動し、現在は新規事業創出に従事。 ——まず、DNPが昆虫を水産養殖用飼料にする事業開発をスタートした背景を教えてください。 平井 私が所属するイメージングコミュニケーション事業部では、10年後を見据えた成長事業の創出に取り組んでいます。DNPのこれまでの事業の延長線上にあるものだけではなく、社会課題起点で事業アイデアを検討していく中で辿り着いたのが“食の課題の解決”でした。 世界人口の増加と食生活の向上によって、タンパク質の需要と供給のバランスが崩れる「タンパク質