机の上の棚に、シンコーミュージックから2011年11月15日に発行された「ディスク・コレクション ジャパニーズ・シティ・ポップ」という本がある。Part1では「FEATURING ARTISTS」として、日本のシティ・ポップを代表する11組のアーティスト、はっぴいえんど/ティン・パン・アレー(大滝詠一、細野晴臣、鈴木茂)、松任谷由実(荒井由実)、吉田美奈子、南佳孝、山下達郎、大貫妙子、竹内まりや、杉真理、村田和人、安部恭弘、角松敏生が取り上げられ、Part2からPart7では1970年から2010年までを数年ごとに区切って、その時期にリリースされたアルバムが紹介されている。日本のシティ・ポップの全盛期はおそらく1970年代後半から1980年代前半にかけてなので、この時期は約3年分が1つのセクションにまとめられているのだが、黎明期ともいえる1970年から1976年までは7年分、1986年から