音を出すという点でいえば、雅楽器(龍笛・篳篥・笙)の中では最も難しい篳篥。また、同じ運指で違う音を出す特徴もあるため、非常に音程が不安定なところも難しいところです。 一時期、東儀さんがテレビでジャズ等の曲をカッコよく篳篥で吹いているのを見て、購入される方が沢山いらっしゃいましたが、音が出ないという問い合わせを沢山いただきました。 篠笛や龍笛と比べると比にならないくらいお問い合わせが多いのが篳篥です。 それほど難易度が高い楽器といえます。 ですが、その分魅力もものすごくあります。 あんなに小さい楽器なのに力強い音がでて、ジャズやJポップも吹けてしまう、、、これは憧れてしまいますね。 今回はその篳篥についてご紹介させていただきます。 篳篥の歴史や特徴など 篳篥の歴史 西域(中国人が中国の西方にある国々を呼んだ総称)起源の楽器で、奈良時代直前に中国から雅楽の楽器の1つとして伝わったといわれていま