2020年1月7日 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター (NCNP) 印刷用PDF(488KB) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市、理事長:水澤英洋)精神保健研究所(所長:金吉晴)児童・予防精神医学研究部 (予防部)住吉太幹部長および成田瑞(ジョンズ・ホプキンス大学医学部博士研究員および予防部研究生)らのグループは、経頭蓋直流電気刺激(transcranial direct current stimulation, tDCS)が統合失調症の認知機能、とりわけワーキングメモリーの改善に有効であることを、メタ解析法を用いて実証しました。 統合失調症は一般人口の約1%が罹患する、原因不明の精神疾患です。主な症状として陽性症状(幻覚、妄想など)、陰性症状(感情の平板化、引きこもりなど)、認知機能(記憶、注意、問題解決能力など)の障害などが挙げられ