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自閉症育児の検索結果81 - 120 件 / 264件

  • 字を書く技術① | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

    自閉症の困難を体験する方法の一つに、紙と垂直に置いた鏡を見ながら字を書くというものがあった。講座でこれを体験したのだが、この体験の趣旨は「自閉症児の中にはこのぐらい字を書くことが大変なんですよ」と知ることで、“苦手なことを無理強いすることのストレスを知る“というものだった。 未就学期の長男は鏡文字を書いていた。弱々しい筆圧で糸くずのようにニョロニョロとした字だった。鉛筆の運び方はぎこちなく、辛そうに字を書いていた。 今の長男は、綺麗ではないものの、ちゃんと読める字を書けるようになった。筆圧は整い、枠や罫線からはみ出さないように字の大きさも調整できるようになった。複雑な形の漢字も書けるようになった。 例によって「あくまで個人の感想です」となる我が家のケースを書く。 ■未就学期 : 鉛筆に苦手意識。字を書きたがらない 初めて字の練習をしたのは、未就学期の療育だった。クラスの他の子よりも筆の進み

      字を書く技術① | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
    • コロナウィルス第三波 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

      コロナウィルスの新規感染者が再び増加している。政府は認めていないようだが、専門家が言及しているので第三波であることはほぼ間違いないだろう。 GoToの関与が如何程か、何かと悪者にされているが、冬であることが感染拡大の一番の要因だろう。インフルエンザでも言われることだが、やはり空気が乾燥するとウィルスが拡散されるのだろう。 GoToシリーズに対しては、我が家は旅行をする余裕がないので遊びでは感染しない、宴会は誘われても絶対いかない&勤務地付近の都内では食事しないと決めているので、飲食で感染しないよう気を付ける。 怖いのは、通勤と学校だ。 通勤の感染リスク 通勤電車は確実に乗客が増えている。横浜や品川、浜松町では観光客や出張者が乗降するので、怖さを感じる。喉や鼻の乾燥はよくないようなので、保湿性のあるマスクと従来のマスクを二重でしようと思う。 可能な限り在宅勤務の日数を増やしたいとも思う。仕事

        コロナウィルス第三波 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
      • 激動の1年間が終わりました | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

        先週末、2020年度の終業式があった。コロナウィルス(日本政府?)に翻弄された1年がようやく終わった。 コロナウィルス下での2020年度は、通常と全く異なる1年だった。子どもたちを取り巻く環境も大きく異なっていた。 年度の始めには一斉休校があり、学校へ行く習慣がなくなった。休校明けには、マスク・手洗い・距離を空けるなど、コロナ対策が講じられ、今までとは異なる生活習慣が登場した。休校期間の遅れを取り戻すため、1日の時間割は長くなった。学校行事も多くのものが変化を余儀なくされた。 健常児でも上手く対応できなくて、学校を休んでしまう子がいるという。そのような中で、長男は先生の言うことを聞き、ストレスに負けることなく一年間登校することができた。今年1年は非常に多くの成長を見ることができた。 2021年度も通常年とは異なる1年になりそうだ。外出自粛など、不自由を余儀なくされる日常はまだ続くだろう。ス

          激動の1年間が終わりました | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
        • 長男のテレビ事情 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

          過去の録画番組を繰り返し見ることを好み、新しい番組を見ようとしない。これが長男の従来のテレビ視聴スタイルだった。長年変わらなかったこのスタイルが変わりつつある。長男が見たことのない番組に興味を持つようになった。 番宣やCMを見て興味を持った番組を、積極的に録画し、翌朝5時半〜7時の“テレビタイム“に見ている。今朝見ていた番組は、特番のドッキリ番組だった。私が見たことのない番組で、昨晩放送されていたのだという。 自閉症児の興味の範囲は狭く深い。好奇心が限定(集中と言うべきか)されるので、広がりづらい。長男も自閉症の例に倣いそうだった。 ここ一年間で大きく変わっている。毎週録画する番組タイトル数が飛躍的に増えた。 私は色々なことに興味を持てることが成長なのだと思うことにしている。ロイやEXIT、ABC-Gなど、私や妻が知らない売れっ子たちをよく知っている。 たかがテレビだが、自閉症特有のこだわ

            長男のテレビ事情 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
          • コミュニケーション 1 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

            自閉症の長男、まさかのコミュニケーション大得意に 自閉症の主たる特徴として、コミュニケーションの困難がある。例に違わず、長男も未就学期はそうだった。親や先生に自分の要求をうまく伝えられず、癇癪やパニック泣きをしょっちゅう起こしていた。小学校へ進学すると、少しずつこれらの困り事が減った。視界が広がり言語能力が向上したことで、以前なら泣いていたような嫌な事を、大人に相談できるようになった。これによって解決を図れるようになり、ストレスが軽減され、生活が安定した。この変化は、親にとってこの上なく有り難かった。困り事を減らす微調整やどうしても無理なことは最初から回避するなど、リスクを減らすことができるようになった。この変化は小学校2〜3年頃から見られるようになった。 それから数年。長男のコミュニケーション能力は驚くべき進化を遂げていた。 支援学級の年長者組になった長男は、低学年の子たちを気遣う存在に

              コミュニケーション 1 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
            • 天体観測 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

              クリスマスプレゼントで次男に天体望遠鏡を贈った(サンタから)。次男が熱望したので、ちょっと高価だったが(サンタに頼んで)プレゼントした。 次男は小学校低学年にも関わらず、アカデミックな遊びを好む。科学実験や工作、遊びではないが料理など、本やネットで調べながら進めるものが好きだ。 天体望遠鏡は扱いが難しいので、上手く使えずほとんど使われないまま物置き行きになるのではないかと懸念していたが、杞憂だった。 自閉症の長男を巻き込み、天体観測ブームを引き起こしている。 次男が外遊びから戻る17時と寝る前の19時に、天体観測は行われる。次男は、天体望遠鏡の使い方を早くもマスターしている。最初はいつも、天体で一番明るくて大きい月を観測する。月の模様が鮮明に見えるので、寒いのが苦手な長男も喜んでいる。 寒さが苦手な長男は長い時間観測に参加できない。長男がいなくなった後、次男は明るい星の観測をする。星座早見

                天体観測 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
              • 年末年始 巣籠支度 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                コロナウィルスの感染力は過去最大のレベル、春先の自粛期間よりも今の方が感染リスクは高いのだろう。我が家は妻を除いて、皆基礎疾患を抱えている。私や妻の親は高齢者。年末年始はどこへ行くことも出来ない。家に籠って過ごす以外、選択肢がない。 子どもたち、特に長男はコロナで多くの楽しみを我慢してくれている。春先の自粛期間は理解できず納得できずに、生活が破綻することを覚悟していた。長男は、我々が驚くほどコロナに伴う対策と自粛を理解してくれる。この長男にどれだけ助けられたか。長男の成長に感謝している。 毎年楽しみにしている下記のイベントは、どれもできない。長男はどこまで我慢できるのだろうか。さすがに耐えられなくなってしまうのではないか。 年に一度のディズニーランド 毎年クリスマスが終わった後、ディズニーランドへ行っている。長男にとって一年で一番楽しみにしているイベントだが、今年は早々に中止を決めた。『コ

                  年末年始 巣籠支度 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                • ガイドブックで国語力アップ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                  ディズニーやUSJ パークガイドで読める漢字が増えた 自閉症の長男はディズニーランドが大好き。巨大アミューズメンドパーク繋がりでユニバーサルスタジオジャパンも大好き。ちなみに、後者は行ったことがないので、座学ベース。ワイドショーなどででディズニーランド等の特集が組まれていたら、必ず録画する。本屋へ行けば、ガイドブックの最新号を探す。子ども用の本棚には、大量のガイドブックが並べられている。 ディズニーランドは長男にとって別格の存在のようだ。家では使用しない園内ガイドアプリを毎日起動している。前述の録画は、ほぼ毎日見ている。ディズニーの情報に触れていることが、彼にとっては心地いいのだと思う。ちなみに、ディズニーシーは長男にとってちょっと”違う”らしく、過去1~2度遊びに行って以降、遊びに行きたいと言わないのだが、テレビやガイドブックにおいてはランドと同じように好んで触れている。 ガイドブックが

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                  • 療育手帳 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                    療育手帳の受給には、抵抗を感じる親が多いと聞きます。私は早めに申請すべきだと思っています 長男は療育手帳を持っている。未就学の頃に申請し、以後ずっと保持している。東京都や横浜市では「愛の手帳」という名称が付いている。この手帳の判定は、児童相談所で行い、知的障害が見られる場合には発給される。長男は、中軽度のB2という判定を受けている。 この手帳を持っているととても多くのメリットを享受することができる。一番のメリットは、入場料金等の減額だ。頻繁に遊びに行く八景島シーパラダイスやよみうりランドの入場券が安くなる。対象は、本人と介助者1名であることが多い。私か妻のチケットまで安くなる。民間の施設は、大体千円ちょっと安くなるイメージだが、都営県営の施設は半額以下になる場所がある。上野動物園や葛西臨海水族館、横浜市のズーラシアなどはかなりの割引を享受できたと記憶している。 手帳を受給できるけど敢えてし

                    • ローカルルール | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                      ローカルルール ローカルルールもしくは地方ルール。ある特定の地方、場所、組織、団体、状況などでのみ適用されるルールのことを指す。 Wikipedia 長男はゲームが好きだ。テレビゲームだけでなく、ボードゲームなどアナログゲームも大好きだ。ただ、あまり強くはない。仕方ないことなのだが、深く考えてプレイすることはできない。私や次男が本気を出してしまうと、長男を負かしてしまう。負けず嫌いの長男のやる気を削いでしまう。これらのゲームで遊ぶ際には、我が家のローカルルールを積極活用している。 下記のようなルールを追加して、長男の不利を埋め合わせている。 テレビゲーム 桃鉄では、攻撃系カードは基本使わない。捨てるかカード売り場で売却する貧乏神がつくことを嫌がるので、豆鬼など弱いプレーヤーを入れておく。マリオパーティーでは、長男の邪魔や攻撃はなるべくしない。キャラクター選択は、長男が一番先。好きなキャラを

                        ローカルルール | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                      • 寝覚めのよくない悪夢 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                        感心するほど複雑な悪夢をよく見てしまう謎 神経質によるものか、マイナス思考だからなのか、それとも鬱によるものなのか、私はよく悪夢を見る。とても寝覚めの悪い、起きたあと嫌な感覚が残るような内容の夢だ。私の夢には一定の傾向がある。 まず、家族がほぼ登場しない。大事に思っているはずなのに、ほとんど家族が出てこない。なぜだろう。妻に夢のことを聞くと、ほぼ毎日息子たちが登場するという。 そして、ほとんど忘れかけていたような人が登場する。以前の勤務先の隣の部署にいた名前しか知らないおじさんや高校時代のあまり話したことのないクラスメイトなど。そんな“モブキャラ“を私が殴っていたり、口論していたりする。なぜだろう。 また、夢のストーリーが無茶苦茶複雑で、たまに伏線が回収されることすらある。起きた時、『よく出来てきた筋だなぁ』と感心することがある。まあ、すぐに夢の内容は忘れてしまうのだが。なぜだろう。 夢に

                          寝覚めのよくない悪夢 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                        • 特別児童扶養手当 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                          前回、療育手当について説明した。今回はもう少しウェイトが重めの特別児童扶養手当を紹介する。 特別児童扶養手当 精神又は身体に障害を有する20歳未満の児童の福祉増進を図ることを目的として、その児童の保護者に対して支給される国の手当。(母子家庭などを対象とした児童扶養手当と名称が似ているが、特別児童扶養手当は心身に障害を持つ児童がいる家庭が対象) 1級:概ね、身体障害者手帳1 – 2級、療育手帳A判定程度 (支給月額52,500円) 2級:概ね、身体障害者手帳3 – 4級、療育手帳B判定程度 (支給月額34,970円) Wikipedia 参照 特別児童扶養手当について|厚生労働省 (mhlw.go.jp) 我が家は療育のクラスメイトのママさんから話を聞き申請、手当を受給している。金銭的な支援はかなり心強い。 ただ、療育手帳以上に心理的な抵抗がある。比較的抵抗がないほうだと思っていた我が家も、

                            特別児童扶養手当 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                          • 乗り物酔い | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                            長男は身長165cm、体重60kgの立派な体躯をしている。体は中学生並みなのだが、いまだに乗り物に酔いに苦しめられている。コロナ禍で長距離の移動が減っているので目にする機会がなかったが、先日30分程度の車移動をする機会があり、乗り物酔いに苦しむ姿を久しぶりに目にした。体が大きくなっても、乗り物酔いは解消されていなかった。 身近な親御さんに聞く限りでは、自閉症児は乗り物酔いしやすいようだ。自閉症の一般的傾向として、乗り物酔いはよく現れるものなのだろうか。 私も小学生の頃、乗り物に弱い子だった。そんな私でも、中学へ進学して以降は乗り物酔いに苦しんだ記憶がない。ちなみに、今長男の体格は、中学1年生の頃の私を優に超えている。乗り物酔いは体格の問題で解決されるものではなさそうだ。 小さかった頃と同じように、乗り物酔いに苦しめられている長男。少しずつ言葉数が減り、エチケット袋を広げて『ウッ』となってい

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                            • 鬼滅の刃をなぜか知っている長男の謎 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                              鬼滅の刃が大ブーム。私は一人で映画館へ行き、無限列車編を観た。観たがった次男を連れて、もう一回無限列車編を観た。妻がようやく立志編を観終わったので、3月中に妻と次男で無限列車編を観に行くらしい。次男は私と鬼滅ごっこをやりたがる。キャラクターや技のクイズを出したり出されたり。折り紙が得意な次男はスマホで探した折り方を見て、自分で鬼滅のキャラクターを折り上げている。 長男は、血や鬼が怖いので、鬼滅の刃を見ていない。にも関わらず、前述の折り紙を見て、 黒死牟 兄蜘蛛 煉獄 『煉獄さんは炎の呼吸!』 善逸 『霹靂一閃・六連!!』 などと言っていた。黒死牟は、まだアニメに登場していない。長男はアニメを観ておらず、全巻揃えたコミックスも読んでいないはず。しかし、主要キャラクターの名前と画は分かっているようだ。カラオケアプリで「紅蓮華」や「炎」を気持ちよさそうに歌っている。彼はどこで鬼滅の刃に触れている

                                鬼滅の刃をなぜか知っている長男の謎 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                              • ダイエット | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                長男がコロナ太り中 なんとかしなければ コロナ禍により、外出の機会が激減した。ビフォーコロナでは毎週どこかしらへ出かけ、それなりの歩数を稼いでいたが、春の自粛以降は感染を防ぐ為にセーブしている。外出先は、市外はおろか居住する区の外にも出ないほど近場のみになった。近場にはこれといった遊び場はないので、出かける先はほとんどレストランになってしまう。外食のみのお出かけが増えてしまった。摂取カロリーの収支が大幅”黒字”になってしまう。 長男が近所の公園へ遊びに行くことはない。不意に知っている誰かに会ってしまうことに不安を感じるからだ。そのため、放課後や週末の大半は家で過ごす時間になる。家でやることといえば、テレビ、スマホ、ゲーム。カロリーを消費するイベントがない。今年度の4月から、長男の体重は7~8kgほど増えた。身長の伸び率をはるかに上回る体重の増加率。今や私の体重に肉薄している。 これではいけ

                                  ダイエット | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                • 兄弟で力を合わせよう(ゲームの話です)《中》 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                  次男の手ほどきを受け、長男は上達しています このルイージマンションを買うにあたって危惧していたことがあった。長男にとって、このゲームは難しすぎるのではないか、ということだ。アーケード版では、すぐゲームオーバーになった。オバケの動きが複雑で、操作も複雑なので、不器用な長男の手に余るのではないかと思っていた。長男は、先行して買った攻略本を毎日読み込んでいたが、うまく遊べずにがっかりすることを予想したいた。 このゲーム2人プレイが出来るので、次男に『一緒に遊んであげてね(そして、キミが上手くなってね)』と話をしていた。次男はゲーム勘がいいので、覚えたら上手くなるはず。シークレットサービスという重要な任務を次男に命じた。 ルイージマンション3のストーリーをざっくり紹介する。オバケが巣食うマンションへ行き、魔力で絵の中に閉じ込められたマリオたち仲間を救出するというものだ。 長男が大好きなホーンテッド

                                    兄弟で力を合わせよう(ゲームの話です)《中》 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                  • 続・YouTubeはやっぱりやめづらい | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                    YouTubeのルール遵守は、最後の関門のようだ YouTubeのルールについて先日書いたが、9月の4連休に長男と一番もめたのはYouTubeの視聴時間ルールについてだった。 長男と交わしたルールは、こんなものだ。 YouTubeは、平日は1日30分、休みの日は午前午後45分ずつ。自分でキッキンタイマーに時間を打ち込み、タイマーが鳴ったら終わる。ゲームの時間も平日30分、休みの日は午前午後45分ずつあり、ゲームとYouTubeの時間は振替可能。 連休中、こんなルール破りがあった。 視聴時間を管理しているタイマーを勝手に止める視聴終了を告げるタイマーの音を消して視聴を続けるゲームと動画視聴の時間を交換さした際に時間の計算を間違う(過失が故意か分からない計算ミス) ③のルールがハンドリングを難しくしているようだ。これによって時間の計算を間違ってしまうようだ。 連休中、YouTube以外でほとん

                                      続・YouTubeはやっぱりやめづらい | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                    • 二次性徴 親の心構え | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                      二次性徴がやってくる 大変だ 性教育と向き合おう 自閉症の長男は、だいたい2学年分ほど体が大きい。身長は160cmを超え、体重は54~5kg、日々私の体格に迫っている。 長男は洗髪がいい加減で、手の届かない背中もちゃんと洗わない。汗をかく夏場は、汗のにおいが取れないことを心配している。学校で、においが原因でからかわれると可哀そうなので、対応出来る時は洗髪と背中を洗う手伝いをする。 その際に長男の体を見るのだが、最近少しずつ大人の体へ変わりつつあることに気付く。 二次性徴の特徴的な変化である性毛や性器の変化はないが、体の厚みが増している。ガタイがよくなっている。腕や腿の毛が生毛から少し太くなってきたようにも思う。 最近目立って声が低くなってきた。 長男は、おおよそ身体が+2学年だが、中身はー2学年なので、パーソナリティとしては幼い。 160cmの”大男”が、べたべたとじゃれてくる。感覚として

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                                      • 兄弟児の心配事 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                        兄弟児には大きな心理的負荷がかかると言われています 兄弟児に寂しい思いをさせない配慮が必要 長男の主治医から以前言われたことで、それまでまるで考えたことがなかった課題がある。それが、自閉症の兄弟を持つ、兄弟児のケアだ。兄弟児が自閉症の兄弟や両親を過度に思いやってしまい、思春期に我慢が爆発して問題を起こしてしまうことがまれにあるので、「弟くんが無理をしていないか気をかけてあげて下さい」「思う存分甘えさせてあげて下さい」とアドバイスを頂いた。 次男は生まれながらに特異な星の元にいる。次男は、赤ん坊の頃から他の赤ん坊よりも忍耐や我慢を強いられる環境にいたと思う。ウチは3歳差の兄弟。長男が3、4歳の頃、歩くのが面倒なのでよく「次男の乗るバギーに乗りたい」と言った。これを頻繁に言われた為、次男はA型・B型のベビーカーではなく、抱っこ紐で”運ばれる”ことが多かった。次男が一人で歩けるようになりバギーの

                                          兄弟児の心配事 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                        • コロナ下での安定感 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                          制約の多いコロナ下の生活をストレスなく満喫する長男。安定の要因を考察する 自閉症の長男は、コロナウィルス下の生活を極めて安定して過ごしている。感染の恐怖や相互監視のイライラで心の健康を損ないかけている社会や私とは対照的だ。思い返せば、コロナ禍の対応以後、長男の安定度は増したように思う。再現性を担保する為、要因を探ってみる。 要因1 学校行事の取り止め 長男は、運動会や遠足、土曜授業など、普段のスケジュールから外れた学校行事が苦手だ。直近1〜2年は参加できているが、参加できない年度もあった。今年は緊急事態宣言下の休校や感染予防の為、これらの学校行事に大幅な変更があった。通年ならストレスを蓄積しながら対応する学校行事が規模縮小もしくは無くなったことで、長男はストレスの総量を減らすことができた。 要因2 ルールが決まればしっかり守る。コロナ下の約束事を煩わしいと嘆かない 長男のいいところは、決ま

                                            コロナ下での安定感 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                          • 年末年始もマイペース | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                            お正月でも生活リズムは一緒・・・流石です 自閉症の長男は、いつ何時も自分のペースを守る。基本、生活リズムはいつも同じだ。年末年始であっても変わらない。お正月であっても、他の日と何ら変わらない。唯一違うことと言えば、お年玉にワクワクしていることぐらいだろう。 長男のお正月はこのような感じだった。 5時半起床皆が起きるまで、Amazonプライムビデオや録画した番組(年末特番ではない)を見る朝ご飯はいつもと変わらぬメニュー(元旦は焼き餅を食べた)食後はゲームと動画昼ご飯は天ぷらうどんや焼きそばなど、普通のメニュー食後はゲームと動画、録画したテレビ、時々昼寝夕飯(いつもより少しだけ豪華)19時半就寝 いつも通りの過ごし方だった。お正月の色が付いているのは、録画したテレビの一部に年末特番が含まれていること、うどんに天ぷらがのせられていること、夕飯が少し豪華なことぐらいだろうか。 ただ、そんなマイペー

                                              年末年始もマイペース | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                            • クリスマスイヴ 仕事を早めに切り上げる準備 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                              子どもたちにとって、クリスマスは一年で最も大切な行事だ。ご馳走を食べ、翌朝起きるとプレゼントが届く。夢のようなコンボが発動される2日間なので、毎年ワクワクするのだろう。私にとってもそうだった。クリスマスイヴが何曜日なのか、手帳を購入するとほぼ最初に確認する。早く退社できる日かどうか、確かめるためだ。 クリスマスイヴ みんなで夕飯を食べるための準備 ■可能な限り早めの時刻に退社する お気に入りの洋菓子店は、駅前に位置しておらず、自転車で受け取るには少し距離がある。我が家で唯一運転できる私が、受け取りに行くのがベストだ。フレックスや半休を使って、予約したクリスマスケーキを受け取りに行く役目を可能な限り務めることにしている。自転車で取りに行くと、路面の凹凸でケーキのクリームが崩れたことがあった。長男はこれをかなり嫌がった記憶があるので、出来る限り私が車で受け取りに行きたいのだ。 半休かフレックス

                                                クリスマスイヴ 仕事を早めに切り上げる準備 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                              • 希死念慮 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                生きることの方が辛い だから生きる方を選ぶ 今回は、長男ではなく私の話。 有名な芸能人の自殺が報じられ、世間に衝撃を与えている。 「お仕事がうまくいっているのになぜ」「外見が整っているのになぜ」 ファンや一般人からこのようなコメントが聞かれる。 話は少し変わるが、最近人身事故で電車が運休することが多くなったように思う。全てではないが、自死のケースは多いだろう。 コロナの影響か、閉塞感か、それとも個々の事情なのか、自死を報じるニュースが増えたように感じる。 有名人、一般人を問わず、自死に対する反応は、概ね下記のようなものだと思う。 驚いたなぜ死を選ばなければならないのか(分からない)今でも信じられない 私は②と思ったことがない。 他人の苦しみの真相は分からないからだ。 自死に対して私の感想は、①の「驚いた」だけだ。 私は中学生の頃から、消極的な自死の願望を持ち続けている。 具体的な辛さによる

                                                  希死念慮 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                • 自閉症児と見つける幸せ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                  不幸じゃない 大変なだけだ 新学期、長男はとても頑張っている。毎年春は調子を崩してしまうのだが、今年は元気に登校できている。最高学年の6年生らしく、クラスの行事や下級生の手助けを積極的にこなしている。疲れていても、毎日宿題をする。委員会活動もする。苦手な普通級での授業も嫌がらない。一昔前では想像できなかった姿だ。 長男は人一倍手のかかる子だった(今でも手のかかる子だ)。自閉症の子の中でも手のかかる子で、支援級で一番の問題児だった。療育期も先生に一番面倒をかけた子だったと思う。大変だった過去があるので、今の安定•成長の喜びはこの上なく大きい。日々多幸感を感じている。 長男の成長はゆっくりだ。できないことがたくさんある。側から見たら、ウチは障がいを持つ子どもを育てる可哀想な家庭に見えるかも知れない。ただ、当事者としては、そんなに“可哀想“である認識はない。可哀想ではなく“大変なことが多い“だけ

                                                    自閉症児と見つける幸せ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                  • 脱 シングルフォーカス | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                    シングルフォーカスの傾向が弱まった! のか?? 自閉症の特性として、シングルフォーカスがある。シングルフォーカスとは、 「一つの事柄に意識が集中してしまい、複数のことを同時にすることが苦手」 というもので、自閉症の代表的な特徴の一つだ。 長男もこれに倣い、マルチタスクを苦手としている。何かをする時には、基本その一つのことしかできない。例えば、音楽を聴きながらの読書や食事中のテレビ視聴など出来ない(お茶碗の白米とおかずを食べることすら苦手で、先におかずを食べ最後に白米を食べる)。 最近、長男のシングルフォーカスに変化が起こっている。テレビの“ながら見“をするようになった。他の情報があると集中しづらくなり、嫌なはずなのに。“普通“の人のように、ただテレビを付けっぱなしの状態で他のことをしている。 メイン タブレットや任天堂スイッチサブ  テレビの録画番組 ちなみに、テレビでは過去の録画番組やデ

                                                      脱 シングルフォーカス | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                    • 兄弟で力を合わせよう(ゲームの話です)《下》 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                      日頃マイペースで次男のことを気をかけない長男が、優しさを見せてくれました(ゲームの話です) ルイージ《サポート》=長男 グーイージ《攻撃》=次男 グーイージは壁などをすり抜けられるルイージの分身。ルイージのライフがある限り不死なので、基本攻撃に専念する役回りが適任だ。このグーイージを次男が、ルイージは長男が担当する。次男はゲーム勘がいいので、ストーリーをサクサク進める。攻略本を読み込んでいる長男は、次に何をすればいいのか“リーダー“の次男に伝える。役割が補完しあっており、見ていて微笑ましかった。 グーイージは壁などをすり抜けられるルイージの分身。ルイージのライフがある限り不死なので、基本攻撃に専念する役回りに向いている。このグーイージを次男が、ルイージは長男が担当する。次男はゲーム勘がいいので、ストーリーをサクサク進める。攻略本を読み込んでいる長男は、次に何をすればいいのか“リーダー“の次

                                                        兄弟で力を合わせよう(ゲームの話です)《下》 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                      • 自閉症初日 ~後編~ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                        自閉症を受け入れること これでスタートラインに立てます ママ友の情報ネットワークというものがある。赤ん坊が年齢月齢でどのように育つものか、平均的な成長の度合いがおおよそわかる。人づての情報以外にも、子育て情報はネットやテレビ、書籍からいくらでも拾い上げることができる。妻はそれなりに情報や知識を手にしていたので、わが子の成長が「どうやらおかしい」ことに気が付き、自閉症の可能性について考えるようになっていた。自閉症について調べ、仕入れた知識をわが子に照らし合わせると、合致する点が多くある。今日診断を受けるにあたり、一応覚悟はしていた。 予想通りの診断結果だった。覚悟はしていたつもりだったが、ショックは大きかった。妻はしばらくうつむいて泣いていた。先生は、妻が泣き止むまで時間を与えてくれた。さすが専門家は慣れている、と私は少し冷静に思っていた。私は妻ほどはショックを受けなかった。ショックよりも、

                                                          自閉症初日 ~後編~ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                        • 仲のいいお友達をつくる (1) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                          長男はたまに乱暴な言葉を使いたがるものの、心根は優しく、穏やかだ。最近は友達と仲良く関わることができるようになった。妻の育て方がよかった、と言えばそれまでだ。要因の99%はこれだと思っている。 長男自身や周囲の関わりをまとめて、優しい子・友達と仲良くできる子を育てる手法を”勝手解釈”で無理繰り編み出してみようと思う。 困った時には頼れる大人に頼る 小学校入学後、長男に早く理解させたかったことがこれだ。一年生ではこれができなくて、かなり苦労した。 困り事や要望は先生に相談する 最初は語彙が足らず、上手く伝えられなかった長男だったが、次第に先生が対応してくれることを理解できるようになった。『困った時は先生に言えばなんとかなる』と理解し、不安が減った。先生だけでなく、親に対しても上手く頼れるようになり、安定した。 不満を感じていたりサポートしてほしい予定があれば、事前に相談する これが出来るよう

                                                            仲のいいお友達をつくる (1) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                          • 障害を携えて生まれたことは“不運”だけれど“不幸”ではない。自閉症のある娘との暮らしで感じること【自閉症育児体験談】|たまひよ

                                                            トップ 赤ちゃん・育児 障害を携えて生まれたことは“不運”だけれど“不幸”ではない。自閉症のある娘との暮らしで感じること【自閉症育児体験談】 竹山美奈子さんは14歳のひとり娘・鈴乃ちゃん(以下:すずちゃん)と夫の3人家族です。すずちゃんは3歳の時に自閉症スペクトラムと診断され、現在は特別支援学校に通う中学2年生です。はじめは軽度知的障害と思われましたが、小3で最重度知的障害と診断され、発語はほとんどありません。美奈子さんはすずちゃんの障害を題材にした絵本『すずちゃんののうみそ』を出版し、絵本作家として活動をする傍ら、トークイベントや講演会などで自身の育児体験を語り、障害理解を広める活動をしています。 1回目の本インタビューでは、美奈子さんがすずちゃんを妊娠した時や、すずちゃんに対する違和感を感じ始めた時のこと、すずちゃんの保育園時代の美奈子さんの葛藤について話を聞きました。 「構ってあげら

                                                              障害を携えて生まれたことは“不運”だけれど“不幸”ではない。自閉症のある娘との暮らしで感じること【自閉症育児体験談】|たまひよ
                                                            • 笑いのツボの成長?有吉の壁 デビュー | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                              最近ハマった「有吉の壁」 フツーの子みたいじゃん!? アイ・アム・冒険少年オトラクションオオカミ少年THE突破ファイル有吉ぃぃeeeee! これらが長男の好きなレギュラー放送のテレビ番組だった。共通点は、ポップな展開、判りやすい企画、好きなものを取り扱っている、 更に、あばれる君やサンシャイン池﨑、有吉など、彼が好きだと思われるタレントが出演している番組が好きなようだ。 最近、日本テレビ系「有吉の壁」を視聴し始めた。きっかけは有吉が出演しているからだろう。上記の番組に出演していた、チョコプラやハナコ、三四郎らが壁芸人として出演している点も要因の一つだろう。長男は親以上にハードディスクレコーダーの録画予約機能を使いこなす。キーワード検索機能などを駆使して、”自分が好きそうな番組を片っ端から抽出する。その過程で、「有吉の壁」がヒットしたようだ。 有吉の壁 日本テレビ 水曜19:00~放送 「有

                                                                笑いのツボの成長?有吉の壁 デビュー | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                              • テレビの見方が変わった | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                見たことのない番組を視聴するようになった。バラエティ番組を見て笑っている。これも一種のこだわり解消 長男は小さな頃からテレビが好きだった。自閉症の判定を受ける前からテレビが好きで、それは今でも続いている。ただ、長男のテレビの見方は変わっていた。お気に入りの番組しか見ない。しかも、オンタイムでは絶対に見ず、録画でないと見ない。しかもその録画した番組を何度も繰り返し見る、という変わった見方だった。 生放送は何が映っているか分からないので、不安なのだという。これは、周りの自閉症児を育てる親御さんからもよく聞く傾向だ。独特のテレビ視聴スタイルは、なかなか変わることがなく、硬直した印象だった。 その視聴方法が最近変わった。 番組表検索や番組宣伝を見て、見てみたい番組の録画予約するようになった。最近は、アプリのTVerを使って、録画していない面白そうな番組を物色している。 「見逃し再生」は、普通のテレ

                                                                  テレビの見方が変わった | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                • 叱るよりも褒めた方が届く | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                  叱った内容が全て伝わることない。叱られたことしか印象に残らない 長男は、YouTubeやゲームの制限時間をちょいちょいごまかす。音読や書き取りの宿題を少なく済まそうと悪知恵を働かす。長男は嘘が下手なので、すぐにバレる。楽をしようと工夫することは、頭を働かせる機会になるので厳しく叱らず、笑って注意する。 ただ、乱暴な言葉や汚い言葉を使った時は、厳しく叱ってしまう。余程気をつけていないと、大きな声で叱り飛ばしてしまう。 テレビのセリフやお友達の会話から、悪っぽい言葉を覚えてくる。意味を知らないのに、悪ぶった言葉を上手く拾い上げてくる。妻に聞くと、男の子の親はだいたい言葉遣い問題に悩まされているようだ。男児にはヤンチャセンサーが標準装備されているのだろうか。 長男は言葉の意味を理解せず、乱暴な言葉や汚い言葉を面白い言葉のつもりで覚えて使っているようだ。初期の段階でやめさせたいので、厳し目に叱って

                                                                    叱るよりも褒めた方が届く | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                  • 桃太郎電鉄を迎え入れる準備 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                    今年長男がサンタさんからもらうプレゼントは、任天堂スイッチの桃太郎電鉄。一足先に攻略本を手に入れた。長男は“予習“に余念がない。“お迎え“する準備を着々と整えている。 YouTubeでゲームの遊び方を理解 長男はまだ桃太郎電鉄を一度もプレイしたことがない。しかし、どんなゲームなのか、どんなアイテムがあるのか、大まかに理解している。吉本興業が所属芸人を使ってゲームプレイする動画や陣内智則が映像ネタで桃鉄をプレイする動画を、熱心に見ている。すりの銀次やうんちカードなど、私の知らない知識を既に習得している。 フィールドである日本のことを攻略本で学習 桃鉄は各地方の町や各地の名産が登場する。昨日まで知らなかった、宇都宮の場所と名産を調べている。おそらく、ゲームの動画に宇都宮が登場したのだろう。社会科の教材である地図帳と攻略本を照らし合わせて、自力で調べている。酒田?都城?私も何となくしか知らない日

                                                                      桃太郎電鉄を迎え入れる準備 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                    • 遊びの工夫 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                      最近は任天堂スイッチなどのデジタル系おもちゃにシフトしているが、元々うちの子どもたちはアナログのおもちゃが大好きだ。昨日、久しぶりにボードゲームで遊んだ。 「どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム/エポック」というすごろくゲームを持っている。このゲームは、スタートの北海道からゴールの沖縄まで、名物ドラカード“(例えば、静岡には富士山ドラ、秋田にはナマハゲドラ、など、それら名物のコスプレをしたドラえもんのカードがある)を地方につき一枚ずつ集めて一番でのゴールを目指すというゲームで、所持金で順位を決める。 このゲームに、最近熱心な桃太郎電鉄の要素を組み込んで遊ぶことになった。 下記のようなルールを加えて、桃鉄色を出した。今までの遊び方とは違う面白さがあった。もしボードゲームに少し飽きを感じていたら、遊び方のマイナーチェンジをお勧めします。(※ゲームの通貨は“ドラ“です) ①ゴールとなるドラカードを

                                                                        遊びの工夫 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                      • 2020年、激動の一年 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                        今日12/31を以って、非常事態が続いた2020年が終わる。一年前に、今年がこのような年になることを予想できた人は皆無だろう。基本的には、悪いことしかなかった一年だったと思う。 コロナウィルスへの対応については、普段緊張状態に慣れていないからだろうか、“健常者の社会や障がい者当事者家族以外“が思いのほかバタバタしていた印象がある。自慢ではないが、長年戦時体制のような緊張感の中で生きてきたウチから見ると、“あちらの世界“は最悪の事態への対応力が思っている以上にないのだな、脆いな、と感じた。満足にお出かけができない、人に会えない、など、私たちにとっては10年前からずっとそのような状態だ。思い焦がれた“あちらの世界“が意外と脆いことが分かり、落胆した。一方で、 長期休校マスク着用生活様式の変更レジャーの自粛巣篭もり .etc. 自閉症の長男は、親が驚くほどコロナ禍に順応してくれた。長男の成長を強

                                                                          2020年、激動の一年 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                        • 長男の服選びにワクワク | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                          小学校6年生の長男は、身長165cm超、体重65kgと非常に大柄だ。身長はちゃんと測る機会がないので、実寸は分からない。長男のは学年一の高身長なので、運動会では非常に探しやすい。とても目立つ。 服のサイズは私と同じMサイズになった。 最初は私のお古を回していたが、足りなくなってしまった。長男の服選びにはいくつかの制約がある。 ①バックプリントがあると、前後が分からないので着ない ②チクチクする素材の服は着ない。また、ユニフォーム素材の服も肌にまとわりつくので着ない まもなく夏を迎える。私の古着では足りないので、新調する必要がある。会社帰り、ネット通販、有休を取得してアウトレットで、長男の服を買っている。これがとても楽しい。 『着やすくて大人っぽく見える服はないかな?』 『長男に似合うかな?』 『長男は気に入ってくれるかな?』 このように考えながらするショッピングはとても楽しい。私が愛用する

                                                                            長男の服選びにワクワク | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                          • カッコいい髪型にしたいと言う | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                            自閉症児は外見に無頓着だと聞いている。自閉症に限らず、発達に何かしら特徴を持つ人によく見られる傾向で、自分が他者からどう見られるか興味がない為に無頓着になるという。長男も基本的にはそうだ。服に関しては、ハーフパンツNGと服の肌触り以外にこだわりがない。 ただ、最近、髪型には興味を持つようになった。 きっかけはテレビのようだ。長男の好きな番組に出演している男前の人を見て、アイドルっぽい髪型に興味を持ち始めた。 『髪を金色にしていい?』『髪の毛を伸ばしていい?』 ダメと言われると分かっているのに聞いてくる。奇抜な髪型に惹かれるようだ。髪型に興味を持ち、イメージを変えたいと思い始めたようだ。(余談だが、あつ森の自分自身を模したキャラクターは、いつの間にか金髪に変わっていた。おまけに派手なサングラスや服を着ていて、一体誰を参考にしたのかよく分からない。) 休日に限り、整髪料を付けて髪型を変えてあげ

                                                                              カッコいい髪型にしたいと言う | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                            • 対面のコミュニケーションがない世界は悪くない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                              コロナウィルス禍2年目。通常と異なる日常に随分慣れた。会社はリモートワークを導入しているので、週のうち数日在宅勤務のライフサイクルにはかなり慣れた。可能な限り真っ直ぐ家へ帰ることにも慣れた。今まで途中下車して買い物をしていたが、好んで店に立ち寄りたくなくなっている。飲み会のない会社の付き合いにはすぐに慣れた。もともと飲み会が好きではなかったので、コロナに関わらずこれからも飲み会のないスタイルが継続して欲しい。 コロナ禍が炙り出したのは、人と顔を突き合わせなくても生活できるということだ。遊びに出なくてもなんとかなる。仕事すら人と顔を合わせなくてもできてしまう。今コロナ禍の自粛に苦しさを感じている人は、もともと人に会わないと辛い人だと思う。私は全くもって平気だ。コミュニケーションを必要としていない人間だということを、コロナが教えてくれた。 ただ、パンドラの箱が開いてしまった感じもする。人と関わ

                                                                                対面のコミュニケーションがない世界は悪くない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                              • 自閉症児を支える生き甲斐が仕事の価値観を変えた | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                                会社員の生き甲斐は出世をして偉くなること、大きな仕事をすることだろう。 私は違う。会社員としての私が一番望むことは、最少労力で仕事をこなすことだ。出世など眼中にない。給料を増やすことにも執着はない。仕事にやり甲斐は欲しいが、最重要項目ではない。 自閉症の長男を、またはそれを支える家族を支えられるスタイルで仕事ができること。それが望みだ。 野心的な意欲を持って上を目指す人、社会での発言権を強める為に精力的に動く人、同年代には彼らを実践する人結果を出している人がそれなりにいる。年下でも結構いる。管理職になっている同年代は多い。私はそれを目指す気がない。悔しさは多少ある。だが、“そんなことにこだわっている余裕がない“からだ。 “エラくなる“と困る事が沢山ある。管理職になると家族に迷惑をかける可能性のあることが増える。 急な転勤の可能性がある上や下、思い悩む人の数が増える。家族のことをおもんばかる

                                                                                  自閉症児を支える生き甲斐が仕事の価値観を変えた | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                                • ポケモンGO | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                                  運動不足になりがちな長男を、毎週末散歩へ連れ出している。散歩には目的や目的地がない。ただ歩くだけなので、体を動かすことが嫌いな長男は、距離を短くして早く終わらせたがる。ぐうたらな長男の歩くモチベーションを高める為、何かいい方法がないか考え、ポケモンGOをインストールした。 少し前、皆やっていた印象があるポケモンGO。ドラクエとポケモンで迷い、学習教材で目にする機会のあるポケモンGOをチョイスした。アメリカでは外出できなかった自閉症児が、ポケモンGOで家の外へ出られたという記事を目にしたことがある。長男はそれほどポケモンを知らないが、歩く気になってくれたら嬉しい。 まずは家の中で簡単な操作を教えた。長男は興味を示し、「外へ出よう」と言ってくれた。家の周りを歩いてポケモンを探し、モンスターボールを投げて捕まえる。歩数を稼いでレベルを上げる。地図アプリが好きな長男は、家の周囲の地図がダンジョンに

                                                                                    ポケモンGO | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ