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自閉症育児の検索結果121 - 160 件 / 262件

  • 2020年、激動の一年 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

    今日12/31を以って、非常事態が続いた2020年が終わる。一年前に、今年がこのような年になることを予想できた人は皆無だろう。基本的には、悪いことしかなかった一年だったと思う。 コロナウィルスへの対応については、普段緊張状態に慣れていないからだろうか、“健常者の社会や障がい者当事者家族以外“が思いのほかバタバタしていた印象がある。自慢ではないが、長年戦時体制のような緊張感の中で生きてきたウチから見ると、“あちらの世界“は最悪の事態への対応力が思っている以上にないのだな、脆いな、と感じた。満足にお出かけができない、人に会えない、など、私たちにとっては10年前からずっとそのような状態だ。思い焦がれた“あちらの世界“が意外と脆いことが分かり、落胆した。一方で、 長期休校マスク着用生活様式の変更レジャーの自粛巣篭もり .etc. 自閉症の長男は、親が驚くほどコロナ禍に順応してくれた。長男の成長を強

      2020年、激動の一年 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
    • 長男の服選びにワクワク | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

      小学校6年生の長男は、身長165cm超、体重65kgと非常に大柄だ。身長はちゃんと測る機会がないので、実寸は分からない。長男のは学年一の高身長なので、運動会では非常に探しやすい。とても目立つ。 服のサイズは私と同じMサイズになった。 最初は私のお古を回していたが、足りなくなってしまった。長男の服選びにはいくつかの制約がある。 ①バックプリントがあると、前後が分からないので着ない ②チクチクする素材の服は着ない。また、ユニフォーム素材の服も肌にまとわりつくので着ない まもなく夏を迎える。私の古着では足りないので、新調する必要がある。会社帰り、ネット通販、有休を取得してアウトレットで、長男の服を買っている。これがとても楽しい。 『着やすくて大人っぽく見える服はないかな?』 『長男に似合うかな?』 『長男は気に入ってくれるかな?』 このように考えながらするショッピングはとても楽しい。私が愛用する

        長男の服選びにワクワク | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
      • カッコいい髪型にしたいと言う | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

        自閉症児は外見に無頓着だと聞いている。自閉症に限らず、発達に何かしら特徴を持つ人によく見られる傾向で、自分が他者からどう見られるか興味がない為に無頓着になるという。長男も基本的にはそうだ。服に関しては、ハーフパンツNGと服の肌触り以外にこだわりがない。 ただ、最近、髪型には興味を持つようになった。 きっかけはテレビのようだ。長男の好きな番組に出演している男前の人を見て、アイドルっぽい髪型に興味を持ち始めた。 『髪を金色にしていい?』『髪の毛を伸ばしていい?』 ダメと言われると分かっているのに聞いてくる。奇抜な髪型に惹かれるようだ。髪型に興味を持ち、イメージを変えたいと思い始めたようだ。(余談だが、あつ森の自分自身を模したキャラクターは、いつの間にか金髪に変わっていた。おまけに派手なサングラスや服を着ていて、一体誰を参考にしたのかよく分からない。) 休日に限り、整髪料を付けて髪型を変えてあげ

          カッコいい髪型にしたいと言う | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
        • 対面のコミュニケーションがない世界は悪くない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

          コロナウィルス禍2年目。通常と異なる日常に随分慣れた。会社はリモートワークを導入しているので、週のうち数日在宅勤務のライフサイクルにはかなり慣れた。可能な限り真っ直ぐ家へ帰ることにも慣れた。今まで途中下車して買い物をしていたが、好んで店に立ち寄りたくなくなっている。飲み会のない会社の付き合いにはすぐに慣れた。もともと飲み会が好きではなかったので、コロナに関わらずこれからも飲み会のないスタイルが継続して欲しい。 コロナ禍が炙り出したのは、人と顔を突き合わせなくても生活できるということだ。遊びに出なくてもなんとかなる。仕事すら人と顔を合わせなくてもできてしまう。今コロナ禍の自粛に苦しさを感じている人は、もともと人に会わないと辛い人だと思う。私は全くもって平気だ。コミュニケーションを必要としていない人間だということを、コロナが教えてくれた。 ただ、パンドラの箱が開いてしまった感じもする。人と関わ

            対面のコミュニケーションがない世界は悪くない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
          • 自閉症児を支える生き甲斐が仕事の価値観を変えた | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

            会社員の生き甲斐は出世をして偉くなること、大きな仕事をすることだろう。 私は違う。会社員としての私が一番望むことは、最少労力で仕事をこなすことだ。出世など眼中にない。給料を増やすことにも執着はない。仕事にやり甲斐は欲しいが、最重要項目ではない。 自閉症の長男を、またはそれを支える家族を支えられるスタイルで仕事ができること。それが望みだ。 野心的な意欲を持って上を目指す人、社会での発言権を強める為に精力的に動く人、同年代には彼らを実践する人結果を出している人がそれなりにいる。年下でも結構いる。管理職になっている同年代は多い。私はそれを目指す気がない。悔しさは多少ある。だが、“そんなことにこだわっている余裕がない“からだ。 “エラくなる“と困る事が沢山ある。管理職になると家族に迷惑をかける可能性のあることが増える。 急な転勤の可能性がある上や下、思い悩む人の数が増える。家族のことをおもんばかる

              自閉症児を支える生き甲斐が仕事の価値観を変えた | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
            • ポケモンGO | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

              運動不足になりがちな長男を、毎週末散歩へ連れ出している。散歩には目的や目的地がない。ただ歩くだけなので、体を動かすことが嫌いな長男は、距離を短くして早く終わらせたがる。ぐうたらな長男の歩くモチベーションを高める為、何かいい方法がないか考え、ポケモンGOをインストールした。 少し前、皆やっていた印象があるポケモンGO。ドラクエとポケモンで迷い、学習教材で目にする機会のあるポケモンGOをチョイスした。アメリカでは外出できなかった自閉症児が、ポケモンGOで家の外へ出られたという記事を目にしたことがある。長男はそれほどポケモンを知らないが、歩く気になってくれたら嬉しい。 まずは家の中で簡単な操作を教えた。長男は興味を示し、「外へ出よう」と言ってくれた。家の周りを歩いてポケモンを探し、モンスターボールを投げて捕まえる。歩数を稼いでレベルを上げる。地図アプリが好きな長男は、家の周囲の地図がダンジョンに

                ポケモンGO | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
              • 約束を破る 嘘をつく 対応が難しい | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                自閉症の長男は、基本純粋で悪いことをしない。先生からお友達に手が出たこと・悪口を言ったという話を聞いたことがなく、他人に自分が得するように何かさせようという意思すらないと思っている。最近、長男の気になる”悪さ”がある。それは、約束を破ることだ。 具体的には、ゲームや動画視聴時に約束した時間を守らない。ウチでは1日のゲーム時間・視聴時間を取り決めている。残り時間が判るように、子どもたち個々にキッチンタイマーを用意し、始める際にはタイマーをセットさせている。最近、このタイマーに”悪さ”をする。 途中でタイマーを止める 一度リセットし、増やした時間でタイマーをスタートする タイマーが鳴ってもゲームなどを止めない ”手口”が巧妙になっている。妻とスーパーに行くため留守番をさせると、履行率はぐっと下がる。”検挙”した際の”供述”は、決まって『忘れていた』『間違えた』だ。 嘘は良くないので注意するが、

                  約束を破る 嘘をつく 対応が難しい | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                • 週末の外出、解禁予定 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                  新型コロナウィルス感染予防の為、週末は極力家で過ごしている。家族で外に出るのは昼ご飯を外食で済ませる時ぐらいで、ほとんど外へ連れ出していない。長男は任天堂スイッチとiPadで貴重な週末を消化している。体を動かす機会があまりにも少ない。 妻と二人で話し合い、コロナ禍でセーブしていた近場へのお出かけを解禁することになった。 遠出は継続して控えるが、近場のショッピングモールや動物園、水族館は解禁する予定だ。 解禁の理由は二つ。一つは、運動不足の解消。もう一つは、自粛を馬鹿らしく感じたからだ。薄々勘付いていたが、緊急事態宣言及び外出自粛は、やはり五輪開催のためだったようだ。馬鹿らしいのでもう自粛には付き合わない。五輪のようなどうでもいいことのために、子どもの遊びを我慢させるのはもうやめた。同じように考えている人は多いのではないか。 江の島 観光客増加 ABEMATIMES もちろん最大限の感染対策

                    週末の外出、解禁予定 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                  • 新学期が苦手な子 対応策 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                    自閉症の長男は、新学期が苦手だ。長男はとにかく変化が苦手。見通しが立たないことで強いストレスを感じる。新学期は教室、クラスメイト、先生が変わるので、これらに順応するだけで疲れてしまう。 昨年は政府の決めた場当たり的休校のせいで、新学期恒例のバタバタがなかった。 二年ぶりに“バタバタ“に対峙する。今から不安でいっぱいだ。 同じような悩みを抱えているご家庭は多いのではないかと思う。支援級の親御さんは、みな春は気苦労が多いと言っている。 上手く回せている自負はまるでないが、人一倍新学期に弱い長男を支援する為、ウチで使っている対策を紹介する。 ①春休み中は、新学期の予定を明示し、スケジュールや行事をイメージさせる 終業式の前に新学期のスケジュールを受け取ったら、すぐカレンダーに書き込む。午後の授業が始まる日、給食が始まる日など、ポイントとなる日を重点的に知らせる。 始業式が近づいたら、毎日新学期の

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                    • 自閉症と近視 ② | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                      視力の低下は覚悟していた。長男の好きなことは目を酷使するものばかりだからだ。喃語の頃からテレビを凝視していた。テレビは一日6時間近く見ている。根拠のない“目が悪くならない“という思い込みは、長男の超人的な何かを暗に期待していたのかもしれない。映像に執着する自閉症児は多いと思う。 同じ轍を踏まないよう、参考にして欲しい。今回は第2回目。 第2回 目の酷使 ■テレビとの付き合い方 好きなテレビ番組を繰り返し見ることは、長男にとって一種の精神安定剤になっている。テレビを見ることで心を落ち着ける。毎日のルーティンになっている。毎朝5時半に起き、登校する7時半までの間、ご飯と着替えの時間を除くとずっとテレビを見ている。 下校後は、ゲームと動画の時間を除けば、ほとんどテレビを見て過ごしている。最近は読書やパソコンをする時間が出来たものの、圧倒的に長いのはテレビを見る時間だ。 長男はテレビを見ることで下

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                      • Disney+三昧 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                        テーマパーク以外への”ディズニー熱”急上昇 ディズニープラス公式サイトへアクセスできます↓ テレビ番組のディズニー映画特集を見て、ディズニー映画への興味が沸いた長男。 最近スカパーの視聴回数が減っていたので、スカパーを解約してディズニープラスへ切り替えた。 契約のきっかけは、長男がFireTVの画面上から勝手にアプリを見つけ出し、視聴したがったことだ。 どんなコンテンツがあるか、インターネット検索で調べ、彼は私や妻に”プレゼン”をして、契約するように”説得”した。 観たがっていた映画の中にはDVDを持っているものが多くあったのだが、長男曰く 『DVDは最初の映像がスキップできないから、こっち(ディズニープラス)がいい』と主張した。 トレーにDVDを入れる作業も面倒だと言っていた。少しの手間を嫌がる感じが、いかにも長男らしい。 ディズニープラスは月額700円。複数のデバイスで視聴可能だ。 テ

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                        • 自閉症児の就労について 父親の夢編 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                          長男にこうなってほしいという父の夢物語 前回記載した長男の働き方について。夢に近いものを含め4つのパターンを考えている。 作業所等で就労社員として契約し就労特技を活かして在宅で仕事早期退職した私と一緒に仕事 おそらく①になるであろうと思っている。作業所へ通い、簡単な作業をする。福祉の範囲内での就労。これが最も現実的な未来だと思う。長男にとってある程度幸せな生活の仕方だと思う。でも、①案では長男は納税者になれない。 今回は、③と④の話、言い換えると“私が夢見る未来の話“を書きたいと思う。 絵に描いた餅である③や④の実現性を少しでも高めること。これが、私が残りの人生でなすべき使命だと思っている。 ③…長男の特技は? 自閉症の中には、芸術的な才能を持った方がいる。写真のような精緻な絵を描く人、独特な色使いの心象画を描く人、天才と称されて、テレビや新聞で紹介される人々がいる。自閉症の傾向が“いい方

                            自閉症児の就労について 父親の夢編 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                          • Good Toy《玩具展》 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                            今まで購入したおもちゃの中から、子どもたちにいい影響を与えてくれたおもちゃを紹介します プラレール 言わずと知れた、男の子に大人気のおもちゃです。電車好きの長男の為に、物心付く前から買い与えました。我が家で自閉症の疑いを最初に持ったきっかけのおもちゃがプラレールです。2〜3歳の長男は、車輌を線路に数珠繋ぎに並べて遊んでいました。『並べる遊び方が、一般のそれと違う』ということで、自閉症を疑うきっかけになりました。 下記は初期に購入したエントリーセットとインフラ系で最も気に入っていた踏切です。 トミカ プラレール同様、この王道おもちゃシリーズを早いうちに買いました。カーズシリーズなど、個々のキャラクターのトミカも買いましたが、一番好きだったのははたらくくるまのトミカでした。自閉症児の例に違わず、並べて眺め、楽しそうにしていました。 最初に買ったセットと、カーズの気に入っていたセットです。 くみ

                              Good Toy《玩具展》 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                            • 冬休み | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                              子どもたちは今日から冬休み。来月5日までの短い休みだが、今年は長く感じる冬休みになりそうだ。 コロナウィルス第三波の為、今年の年末年始は我慢しなければならないことがたくさんある。 毎年楽しみにしている年末のディズニーランド お正月の祖父母への顔見せ(楽しみなのは、ご馳走とお年玉) 親戚の集まり(楽しみなのは、ケーキとおもちゃのプレゼント) どうするべきか迷っている 初詣 子どもたちが一番気にしていたことは、『来年お年玉はもらえるのか』だった。しっかりしているな、と感心した。 何度かブログに書いた記憶があるが、ディズニーランドを我慢してくれたことには本当に感謝している。 いつになるかわからないが、大手を振ってディズニーへ行けるようになったら、思い切り遊ばせてあげたい。 ディズニーへの想いを打ち消すように、コロナ感染が止まらない。 今日12/26、東京の新規感染者数は949名、千人超えるのは時

                                冬休み | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                              • ケセラセラ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                後編 前回、『時間が解決する』『そのうちなんとかなる』と書いた。 諦めや自暴自棄はいけない。 過去、私は真逆のことをしてしまった。怒りに任せて、長男に手を上げてしまった。妻のいない時に。当時未就学の本人も忘れていると思うが、私は自分を戒めるために忘れないようにしている。 その日長男は、些細なことでパニックを起こし、大泣きしていた。『こんなことで、かよ!』『うるさいな!!』 長男に対するイライラが我慢の限界を超えてしまい、寸止めするつもりで拳を振り下ろした。長男が運悪く顔を前へ出してしまい、拳が鼻に当たってしまった。鼻血を出してしまった長男、叩かれたことで更に大泣きする長男。その姿を今も忘れることができない。 私は怒りに任せて息子を殴ってしまった。戒めのため、この“罪“を忘れないように努めている。長男のため、家族のために生きることが私の禊だと思うことにしている。 焦っても好転しない。気負うと

                                  ケセラセラ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                • 自粛生活 再び | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                  コロナウィルス感染が怖い。春先よりも今の方が怖い。感覚がおかしいだろうか? 長男は注射すら受け付けないので、治療が受けられるとは到底思えない。入院も隔離も、想像することすら難しい。次男は喘息持ち。二人とも、コロナウィルスに感染することがあってはならない。我が家は、一般の家庭よりはるかに大きいリスクを抱えている。自閉症児の親は、皆同じように感じていると思っている。 コロナウィルス感染者数が急増している。第三波はもう到来しているのだろう。新規感染者数が過去最多を記録し続ければ、当然感染者総数も数日後には最多を記録する。感染者数という分子が増えれば、分母の人口は変わらないので、感染リスクは今が最も高いはず。この認識は概ねあっていると思っている。それならば、警戒心も予防対策も過去最高レベルでなければならないはずだ。 何故か長男は、コロナウィルス対策に対して、非常に物分かりがいい。『コロナウィルス対

                                    自粛生活 再び | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                  • お出かけの機会、大激減 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                    車で遠出することが減りました コロナ自粛の春以降、遊びで一度も県境を超えていない。 県はおろか、横浜市から出たのは1〜2度だけ(逗子のファミレス)で、全て近場で済ませている。 最近、行動範囲が更に狭まっている。現状一番遠いお出かけ先は、市北部のIKEAやトレッサだが、行く機会が減っている。 IKEAの楽しみは、二段ベッドを見ることと食事。二段ベッドは先日買ってしまい、食事は他に好きなファミレスを見つけてしまった。 トレッサにはイレブンカットがあり、散髪という大きな目的があったのだが、近場のイレブンカットで散髪できるようになった。 家族全員、車で出かける必要性が急速に無くなっている。 アミューズメント要素を削ぎ落とすと、自宅から5キロ圏内で全て事足りる。 子どもたちの外食は、近場のファミレスで充足する。ショッピングモールの食事よりも、ガストやバーミヤン、ジョリーパスタなどに行きたがる。 近所

                                      お出かけの機会、大激減 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                    • ウチの子はサヴァンじゃない(多分)① | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                      発達障害・自閉症=特異な能力者 ではありません 困りごとの方が圧倒的に多い点がドラマと現実の一番の違いです ドラマでは「グッド・ドクター」「ATARU」など、映画では「マーキュリーライジング」「フォレストガンプ」「レインマン」など、自閉症と思われる主人公が驚異的な能力を発揮する作品が数多くある。並外れた能力ないし能力を持つ人に、ギフテッドやサヴァンという名前が与えられている。サヴァン症候群について、説明すると、 サヴァン症候群 : (出典:Wikipedia) 知的障害や自閉症などの発達障害等のある人が、その障害とは対照的に優れた能力・偉才を示すこと[1]。また、ある特定の分野の記憶力、芸術、計算などに、高い能力を有する人を示す。 ~能力の例 サヴァン症候群の能力として、主に記憶能力、カレンダ一計算(Calendar calculating)、数学・数字能力(Mathematicaland

                                        ウチの子はサヴァンじゃない(多分)① | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                      • 毎週末 巣篭もり | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                        緊急事態宣言延長?巣篭もり生活も延長?? 年越し以降、コロナウィルス感染予防の為、ほとんど外出していない。子どもたちを連れ出せるのは、家の近所だけ。近所の公園や駅前でお惣菜を買うのが関の山だ。基本、外に出ない生活だ。ネットテレビと任天堂スイッチに助けられている、宣言下の巣篭もり生活だ。 感染予防には効果的な過ごし方だが、このままでは運動不足に拍車がかかってしまう。テレビやゲームのみでは、運動量が少なすぎる。自閉症の長男は、ソファからほとんど動かない。この生活は身体に良くない。 どうやら、緊急事態宣言は延長されそうだ。巣篭もり生活も自動延長。身体を動かす習慣が欲しい。 ポケモンGOはどうだろう?家の近くを散歩する気になってくれないかな?今週末試してみようかな? コロナを恐れ始めてからもうすぐ一年。感染を予防しながら遊ぶレパートリーが尽きてきた。宣言はおそらく延長される。出口は見えない。 とり

                                          毎週末 巣篭もり | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                        • ミスが起きても取り乱さない好事例 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                          長男は失敗することを嫌う。最近は緩和されつつあるが、小さい頃は失敗への心配が非常に強く、多くのことにストレスを感じていた。失敗をして「意外と大丈夫だ」と理解することで耐性がついてきたが、今でも失敗しない為に慎重な行動を取っている。 テレビが好きな長男は、番組録画機能を毎日起動させて録画予約をしている。私は使ったことのないワード検索機能や音声検索機能を巧みに使いこなす。持ち前の細かい性格も手伝って、録画漏れをほとんど起こさない。しっかりものの次男がよく録画忘れをしている様を見ると、長男の徹底ぶりが際立つ。 そんな長男が最近、珍しく録画漏れを起こした。TBSの「アイアム冒険少年」だったと記憶している。長男が寝た後、新聞のラテ欄を見て録画していないことに気が付いた。かつての長男であれば、大泣きしているケースなので、私と妻は次の日の朝、長男が落ち混しまうのではないかと不安だった。 翌日、長男はいつ

                                            ミスが起きても取り乱さない好事例 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                          • 特別児童扶養手当 受給終了 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                            特別児童扶養手当 精神又は身体に障害を有する児童について手当を支給することにより、これらの児童の福祉の増進を図ることを目的とした福祉制度。ちなみに長男は2級だっだ。 厚労省HPより 今年度の特別児童扶養手当支給対象から外れた。先日、児童相談所で支給判定のための問診を受けたのだが、その際の応対が”よかった”為に支給の必要がない、と判断されたようだ。年額400千円ほど支給されるので金銭的には少々痛い。ただ、判定理由にある「日常生活に著しい支障」がない、と判断されたので、嬉しいことではある。 問診では、長男はちゃんと着席して話を聞き、質問にハキハキ答えたという。一人で登下校ができる、学校では特別なサポートはいらない、家庭内で特段の困りごとはない。支給の対象から外れたのは必然なのかもしれない。初回の問診の際は、最中ずっとひっくり返って大泣きし、支援が必要であることを示していた。あれから数年。長男は

                                              特別児童扶養手当 受給終了 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                            • いいルーティン | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                              一度ルーティンになったお手伝いはずっとやってくれます お手伝いのルーティン化 自閉症児の行動は、パターン化することが多い。問題行動の定着は厄介だか、いい行動が一度定着すると、ずっと続いてくれる。フツーの子は文句を言ってやりたがらないことでも、黙々とこなすことができる。 自閉症の長男には幾つかのお手伝いをお願いしている。一度彼のお手伝いリストに登録されると、ずっとお手伝いしてくれる。 長男は下記のお手伝いをして、親の役に立ってくれている。 雨戸を開ける (AM5:30)雨戸を閉める (PM4:00)お風呂のお湯張りボタンを押す (PM4:00)自分のパジャマを用意する (お湯張りのあと)箸とコップを並べる (PM18:30/あつ森を遊び終えた後)自分の食器を片付ける (食後) 大したことはやっていないが、お風呂や雨戸など彼に全てを任せている家事があることが大事だと思っている。長男らしいなと思

                                                いいルーティン | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                              • ディズニーランド愛 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                東京ディズニーランドは特別な場所 長男は東京ディズニーランドが大好きだ。ディズニーシーも好きだが、ランドほどの愛情はない。 何かと行動に制約の多い長男だが、ディズニーランドならできることが幾つかある。 ・大きな音がしても嫌がらない(ウェスタンリバー鉄道の汽笛やパレードの音楽など) ・チクチクするキャラクターの被り物を身に着ける(ミッキーの被り物。園内でなら被る。外だと嫌がる) ・たくさんの人がいても嫌がらない ・日が沈んだ後でも屋外にいられる ・夕食を食べた後すぐに寝なくてもいい 長男は大昔の人類のように、日が沈んだ後に外へ出ることを嫌う。日の出とともに起き、日没とともに入浴・夕飯など 一日を終える構えを取る。そんな長男が、下線のものを毎回受け入れているので、東京ディズニーランドは特別だ、 と遊びに行く度いつも思っている。 好きになったきっかけはよく覚えていない。未就学以前の、本人が覚えて

                                                  ディズニーランド愛 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                • まん防に戦々恐々 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                  まん延防止等重点措置 地域の感染状況に応じて、期間・区域、業態を絞った措置を機動的に実施できる仕組み。発生の動向等を踏まえた集中的な対策により、地域的に感染を抑え込み、都府県全域への感染拡大を防ぎ、更には全国的かつ急速なまん延を防ぐことを目的としている。 対象の都府県では、知事が区域を定めて、 ・飲食店における20時までの営業時間短縮要請 ・都府県全体でのイベントの人数制限 ・アクリル板の設置を含めたガイドラインの遵守の徹底 ・感染拡大地域におけるモニタリング検査の拡充 ・高齢者施設等の従業者等に対する検査の頻回実施 等の取組みを行う。 内閣官房 新型コロナウィルス感染症対策HPより   https://corona.go.jp/emergency/ 私たちの住む横浜市が、まん防の実施区域に指定されそうだ。変異株が猛威を振るい、新規感染者ないし重症化患者が急増している。子どもは従来株に感染

                                                    まん防に戦々恐々 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                  • 長男に体重を超えられた | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                    先週末、小学校5年生の長男に初めて体重を超えられた。私の体重は60〜61kg。体重差がじわじわと詰まり、この一ヶ月ほどは鍔迫り状態だった。先週末、一気に抜き去られた。私は長距離走をしていて食事制限をしているので、体重を増やす意思はないので、時間の問題だったのだが。 ちなみに、長男の身長は165cm前後。体重が60kgなので、ややポッチャリ体型だ。ランドセルの紐を一番長くしてもパンパンなので、新学期からはリュックに変更させるつもりだ。服のサイズは私と同じで、私のおさがりのスウェットを着用している。今冬に購入したダウンジャケットは、私と同じサイズで、小学生なのにセレクトショップデビューを果たした。セール品を購入したとはいえ、小学生にナノ・ユニバースは少々贅沢だ。 3歳頃から常に成長曲線の上限に位置している。次男も背が高く、2人の成長曲線はほぼ同軌道を描いている。妻はやや背が高いが、私は平均的な

                                                      長男に体重を超えられた | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                    • 4月2日は世界自閉症啓発デー | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                      毎年4/2は世界自閉症啓発デー。東京タワーなど、多くのランドマークがブルーライトアップされるので、認知度がじわじわと上がっているかもしれない。4/2~8は発達障害啓発週間となっている。 参照HPは下記 ■一般社団法人 日本自閉症協会 ■世界自閉症啓発デー 日本実行委員会 啓発ポスターはこちら 世界自閉症啓発デー(せかいじへいしょうけいはつデー、英:World Autism Awareness Day)とは、国際連合が毎年4月2日に定めた、自閉症の啓発を目的とした記念日である。世界自閉症啓発デーはカタールの下院議員によって提案され、全ての加盟国の支持を得て国際連合総会第76回本会議において2007年12月18日に採択された。 (中略) 世界自閉症啓発デーである4月2日には世界各国で様々なイベントが行われており、2010年には、世界自閉症啓発デーを提唱したカタールがイスラエルと共同で世界自閉症

                                                        4月2日は世界自閉症啓発デー | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                      • 程よい絶望感に慣れる | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                        一度の失敗もなく生きられる人間はいない。世界一のサッカー選手も、人生で一度も失敗を経験しなかった訳ではない。一代で大きな会社を興した社長も、失敗なしに成功した訳ではない。 人生に失敗は付き物で、どんな人間だって必ず挫折を経験している。成功者とそうでないものを分けるのは、挫折とどう向き合ったかだと思う。これは、意欲的な人と後ろ向きな人を分けるものでもあると思う。 人間は必ず失敗を経験する。挫折を味わう。だから、挫折から立ち直る方法、失敗に打ちのめされない方法を知っておく必要がある。 私はマイナス思考で鬱を患う人間なので、挫折を糧にして這い上がるサクセスストーリーの掴み方は知らない。それはビジネス啓発本から学んで欲しい。私は、失敗で心が壊れてしまわないための方法を考えている。あくまで個人の見解だが、失敗に強くなるためには、 ある程度打ちひしがれる絶望感に慣れておく ことだと思っている。 手頃な

                                                          程よい絶望感に慣れる | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                        • アニマルセラピー | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                          海外の自閉症ケアでは盛んに活用されていると聞くアニマルセラピー。定量的な効果が確認される療法ではないようだが、積極活用する国は多いと聞く。 アニマルセラピー 動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたり、あるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて精神的な健康を回復させることができると考えられている。 Wikipediaより引用 身近な動物では犬や小動物、ニュース記事などで見聞きするのは馬やイルカとのふれあいだ。 自閉症の長男は、動物が好きで、最初は腰が引けているが慣れると一気に距離を詰めて触れ合おうとする。 牧場へ遊びに行くと乗馬体験をする。 親バカ(ハムバカ?)でハムスターのページ作っております。宜しければ、当サイトの 愛しの愛ハム をご覧下さい ペットの愛らしい姿を見ると、とても優しい笑顔になる。生き物を慈しむという感情が、感情表現に困難を抱える自閉症にアニマ

                                                            アニマルセラピー | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                          • 陣内智則 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                            映像ネタは面白さがとても伝わりやすいようだ 今は小学生でもネタをがっつり見る時代だと知って驚いた。子どもの笑いとの接点は、ギャグを真似るぐらいが関の山だと思い込んでいたが しっかりネタを見るようだ。 歳よりも大人びた次男は、エンタの神様やEテレのわらたまドッカ~ンなど、分かりやすい加工が施してあるネタ番組を見ている。 録画して見ているので、相当好きなのだと思う。キングオブコントを録画して見ていると知った時は驚いた。 ”お兄ちゃん的存在”の次男の影響で、長男もこれらの番組を見ているが、次男ほどハマッていない。ただ、兄弟そろって大好きなのが陣内智則だ。 エンタの神様を見た次男が、YouTubeで動画を探し出し、兄弟で見るようになった。 ボケが映像なので、長男にも笑いのポイントが分かりやすいようだ。 次男は、自分が探し出した動画で長男が笑う様子を見て、とても嬉しそうにしている。さすが”お兄ちゃん

                                                              陣内智則 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                            • 京急油壷マリンパーク閉館 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                              京急油壺マリンパーク 公式HP 5/12、閉館が報じられた。ウチから比較的近距離にあり、混雑なくリラックスして過ごすことが出来るので(このあたりに閉館の要因があるのかもしれないが)、比較的よく利用していた。 適度に魚が飼育されていて、イルカやアザラシなどの海獣もいる。最近では可愛らしいカワウソを見ることも出来る。園内が公園のようになっていて、ピクニック感覚でお弁当を食べることが出来る点も気に入っていた。ここで兄弟それぞれ購入したカワウソのぬいぐるみは、今でもベッドの脇で愛でられている。 次男の幼稚園は毎年の遠足の行き先がマリンパークだった。3年漣側で来園していて、人生初の遠足はマリンパークだった。 閉園の理由は老朽化だという。たしかに、設備の古さは目立っていたように思う。周囲に八景島シーパラダイスや新江の島水族館など、海洋生物のライバルが多いこと、油壷のアクセスの悪さなど、要因は色々あった

                                                                京急油壷マリンパーク閉館 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                              • 人を信用しない、人からの信用を鵜呑みにしない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                発達に凸凹があり、過度に繊細で感受性が強すぎて、加えてうつ病を罹患している私から見ると、人付き合いは何よりリスクが高い。もし誰とも会わずに生活が出来るならば、今の困り事は全て消えるだろうな、といつも思う。心の安寧を掻き乱す要因の九割五分は、他人だと思っている。 表題は、そのリスキーな他人に対峙する基本原則だ。 “人を信用しない“ 悪人だと疑え、という意味ではない。人に期待して『何かしてくれる、助けてくれる』と思ってはいけないということだ。 勝手に期待してしまうと、期待通りの結果にならなかった時、『裏切られた』気分になる。 勝手に期待したのはこちらなのに、だ。最初から人に期待さえしなければ、心に波風は立たない。 人が自分にプラスを与えてくれるという“都合のいい“前提に立たない方がいい。 “人からの信用を鵜呑みにしない“ 人から信頼されている、期待されていると思うと、プレッシャーを感じてしまう

                                                                  人を信用しない、人からの信用を鵜呑みにしない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                • 我が家の、鬼滅の刃(弐) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                  残酷な描写の受け止め方 長男が話す内容から、鬼滅の刃が好きなことが伝わってくる。ただ、長男はアニメは全く見ていない。公式サイトなどは少し見ている。動いているキャラクターはあまりみていない。鬼滅の刃は、作り自体は大人向けに作られたダークな作風で、大人向けゆえの暴力描写も避けていない。首が飛んだり血が噴き出すなどの残酷な描写が苦手なのかな?と最初はおもっていた。だが、そうではないようだ。理由は幾つが考えられる。 ①鬼が怖いから見ないのではないか つい最近まで、ディズニーランドのホーンテッドマンションに乗れなかった。ルイージマンションのようなファニーなお化けは大丈夫だが、怖いビジュアルのものは苦手なので見ない。ちなみに、長男に『一番怖いのは何?』と聞くと、『ツタンカーメン』と答えた。ゾンビや怪物よりも怖いらしい。ちなみに、次男はお化けやモンスターが大好き。異形の鬼でも怖くないようだ。(バイオハザ

                                                                    我が家の、鬼滅の刃(弐) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                  • 卒業アルバムの写真撮影 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                    長男は6年生。年度末に小学校を卒業する。最近卒業アルバムの写真撮影があったらしい。当日は、ヨレヨレではないTシャツを着せ、いつもより入念にメガネを拭いて、学校へ送り出した。 写真撮影は無事に済んだと先生から聞いた。本人に「どうだった?」と聞くと、「うん」と長男。「笑顔で撮ってもらえた?」と聞くと、「まあ」と長男。面倒そうに応対されてしまった。詮索はしてほしくないようだ。 一昔前なら、この手の撮影に参加するのは容易ではなかった。撮影の順番を待つことや指示に従って撮影してもらうことは無理だっただろう。このような小さな出来事からも、6年間の成長を感じることができる。 来年3月を楽しみに待とうと思う。

                                                                      卒業アルバムの写真撮影 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                    • 一年間の図工作品 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                      もうすぐ小学校の一年間が終わる。エキセントリックな全国一斉休校から始まったコロナ禍の一年間、数々のイレギュラーなことがあったものの、先生方の努力で無事終えることができそうだ。変化に弱いはずの長男も上手く順応することができた。来年も不透明な要素はあるが、今年一年の経験値で上手くやりくりできるのではないかと思う。 子ども達は、学校から一年間の教材を持ち帰ってきた。図工の工作や絵も持ち帰ってきた。ウチの兄弟に共通していたのは、絵の題材にハムスターが多く登場していることだ。 ウチはゴールデンハムスターを飼っている。名前はハムちゃん。最近ニンジンを手乗りで食べさせるようになり、かわいさが再燃、子どもたちはより一層かわいがるようになった。(宜しければ下記の愛ハムギャラリーをご覧下さい) ハムスターを描いた絵が多い。次男は自分とハムちゃんが遊ぶ絵を描いている。長男は、ハムスターをたくさん描いている。ハム

                                                                        一年間の図工作品 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                      • 大一番 福引き | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                        今月の頭からずっと楽しみにしていた商店街の福引きをやり終えた。子どもたちの抽選回数を増やす為、福引券を集めた。子どもたち、特に長男は、抽選会のチラシを毎日見て欲しい景品を決め、イメージを膨らませていた。欲しい景品(ホテルのランチ券でした)をiPadで調べるほど熱が入っていた。 抽選は子どもたちが大好きなガラポン方式。二人で計5回のチャレンジ。結果は7等一本と8等二本。参加賞と違う色の玉が出ると嬉しそうにしていたが、欲しがっていた上位の景品はゲットできなかった。ただ、悪くない戦果だと思った。引きの力はやはり強いのでは? 夏場に、長男はガラポンの抽選で一等を引き当てていたので、私も長男の引きの強さに少しだけ期待してしまった。長男は、狙っていた景品が当たらなかったことを特に残念がっていなかった。福引きの特設ブースで大きいガラポンを回せたことをとても喜んでいた。次男は2度回して参加賞ではない玉の色

                                                                          大一番 福引き | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                        • コロナウィルス 不安は尽きない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                          コロナウィルスの新規感染者が過去最多の3千人/日を超えた。不要不急の外出を徹底的に自粛し、学校まで閉じた春でさえ6〜7百人/日だったことを考えると、現時点の感染リスクは今までとは比べ物にならないほどかなり高いのだろう。 通勤が怖くなってきた。今の感染者数ならば、同じ車両にコロナのキャリアがいる可能性はあるだろう。 もうすぐ冬休みになるが、小学校が休校になったらどうしよう。学校や習い事も不安になる。規則正しい日常が失われた時、自閉症の長男は対応できるだろうか。春の休校は乗り越えられた。二度目はどうなるか分からない。 自閉症児を抱える家族特有の困り事にも、そろそろ想定が必要だと感じている。例えば、私が自宅療養になった時、感染予防措置を理解できるか。長男が感染した時、治療ができるのか。どうやって注射や点滴を受けさせるか。 地震や風水害が起こった際、自閉症の家族がどのような困り事に直面したか、いつ

                                                                            コロナウィルス 不安は尽きない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                          • 友達の存在 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                            自閉症は、興味関心が内向きになり他者への関心が乏しいとされている。未就学期の長男もそれに違わず、お友達、世間への関心は乏しかった。今は違うようで、友達から色々な影響を受けている。自分が見たことないアニメ、ギャグやネタ、食べ物、お友達の口癖まで影響を受けている。自閉症の長男が、友達というものを大事に思っていることに驚かされる。 未就学期は、全くと言っていいほど友達と関わりを持とうとしなかった。小学校へ進学すると、次第に友達が大切な存在になっていた。 ヨソのご家庭で参考になるか分からないが、理由を考えてみる。範囲を学校に絞った。 普通級を無理強いしない先生の方針 支援級の先生は、特別支援学校での豊富な指導経験を持つ大ベテラン。一年生の時に長男の性格を見極め、このような方針で臨んでいたと後に聞いた。 ストレスや不安に影響を受けやすい。これらの軽減を最優先に考える。安定出来た後に次のステップを考え

                                                                              友達の存在 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                            • 我が家のICT活用 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                              自閉症児は一般的に、手先が器用ではなく、複雑な手順・動きを苦手で、健常児であれば苦にしないことに困難を感じることが多いとされている。我が家の長男も自閉症児の例に倣い、細かな作業は苦手だ。鉛筆やハサミなどはゆっくり使えば、それなりに扱えるようになったのだが、本人は少し苦手意識を感じてい。字を書く・髪を切る・絵を描くなどのことは、学校では真面目に取り組むが家ではやりたがらない。 学習に困難を抱える子に対して、IT技術およびスキルで支援する動きがある。最近、ICT支援という言葉をよく耳にするようになった。 ICT(Information and Communication Technology):情報通信技術 IT(情報技術)とほぼ同義。日本では、情報処理や通信に関する技術を総合的に指す用語としてITが普及したが、国際的にはICTが広く使われる。 Weblioより引用 国もITツールによる特別支

                                                                                我が家のICT活用 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                              • 何もしない 何もしない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                                コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出。外出を自粛し、家で過ごす時間が長くなった。 やることがない 暇 毎週末、やることがない。普段より入念な掃除や庭いじりをしても、時間は余ってしまう。私が意識高い系の人間なら、資格取得の勉強やら自分を磨く努力などに勤しむのだろうが、そんな気は毛頭ない。 やることを探すことをやめる 無理に探した“やるべきこと“は、おそらくやる必要のないことだ。無理に有意義な時間に仕立て上げる必要はない。 何もしない時間は、生きる上で必要な時間だ 狩猟生活をしていた数万年の人類が、狩猟に割いていた時間はおよそ8時間程度だったと聞いたことがある。残りの時間は睡眠を含めボーっとして過ごしていたようだ。 人間の本能に従い、何もせずボーっとする。 動かざること 山の如し Photo by Maria Orlova on Pexels.com

                                                                                  何もしない 何もしない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                                • TEACCH 家庭に少しだけ取り入れてみた ② | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                                  苦手をカバーする 自閉症児には能力の偏りがある。得意・不得意が極端に分かれている。不得意なことは、人によって様々だ。生活面の不自由やイライラの原因に直結する。じっとしていられない、字が書けない、聴覚触覚の過敏など。苦手克服は容易ではない。自閉症児の場合、どれだけ努力しても難しいケースが多い。努力の過程でストレスを溜め、自信をなくし、周囲と本人のストレスが相まって二次障害が起こることもある。努力と成果が全く見合わないのだ。 得意なことを伸ばし、苦手をカバーする苦手なことに目をつぶれる方法を模索する まずは当人の特性を見極める。苦手なことをなるべく体験せずに済む環境を用意し、得意なことを生活力に繋げる。あわよくば得意を以て苦手を挽回する。これに有効な手法が構造化であり、物理的、視覚的構造化などを検討する。 以前の長男は、予定の把握が苦手だった。いつ何が予定されているか、どんな順番で何をするのか

                                                                                    TEACCH 家庭に少しだけ取り入れてみた ② | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ