自閉症児本人を含め、家族がチームとなって対応する必要があります。ウチのチームのキャプテンは、妻。妻がいなければ生活が成り立たない。大事にしなければいけない。 妻は私より1歳年上、姉さん女房だ。結婚した当時は、やや世間知らずで、おっとりした印象だった。明るく社交的。修羅場を経験したことがないので、大きな絶望を味わったことがない人だった。結婚後、私という”傷を抱えた”人間を見て、自分の想像を超える考え方や死生観を持つ人がいることに驚いていた。”精神を壊した人がいる”という経験がなかったようだ。私にとっても、真逆な性格の人が近くにいることで驚きがとても多かった。 そんな”普通に明るい”女性の人生観を一変させたのが、長男の自閉症だ。新横浜にあるリハセンターで自閉症の診断を告げられた後、妻はずっと泣いていた。周りのお母さんの子育て話と違うことが家庭で起こる。前回のブログに書いた、私が長男に手をあげた