今回は出発の二週間前にかかった風邪が長引いてしまい、前日まで微熱が続いていたのを、文字通りの片肺飛行でなんとか仕事を片付けて、執念で出てきた状態でした。 したがって、美術館では目的を絞って、イコール「松本竣介・舟越保武展示室」にほぼ限定しての鑑賞でした。 つき合ってくれた伴侶殿、ありがとう。 「聖クララ」(1978年・砂岩(諫早石)) 舟越保武のことは最近まで「あの舟越桂のお父さん」「若い女性像を作ってた彫刻家」くらいしか知りませんでした(汗) 確かに代表作は楚々とした感じの若い女性像が多くて、それしか見ていないと甘っちょろい印象を受けるのだけど、だからこそ展示室を観てよかったです。 ちょうどキャリーケースに先日買った随筆集を入れてきて、美術館に行った晩にホテルで読んだこともあって、すごくいいタイミングで舟越保武を観られたと思う。 上の「聖クララ」などの聖女像は非常に日本的な印象で、正直い