並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 7 件 / 7件

新着順 人気順

荒俣宏 天才の検索結果1 - 7 件 / 7件

  • オタクの歴史のまとめ そして未来|元オタクが語るオタクの歴史

    お久しぶりです。オタク史の総まとめとしてオタクを世代分けし、将来の展望を書きます。今回は岡田斗司夫『オタクはすでに死んでいる』(2008年 新潮新書)を参考にしました。岡田斗司夫氏は最近はYoutuber化しているので若干軽んじられているように感じていたのですが、この書籍を再読して氏の頭脳明晰さを再認識しました。オタクに関する名著だと思います。 ↑この本の元となった講演です。 ・オタク世代論 まずは岡田斗司夫のオタク世代論を見ていきましょう。 ①オタク原人(1950年代生まれ、当時50代) SF界・アニメ界の長老クラス。オタク的特徴は少ない。理由は1970年代に若者だったので、当時はオタクに限らず全員ファッションに興味が無かったから。 ②オタク第一世代(1958年~60年代生まれ) 岡田斗司夫世代。テレビっ子で70年代に10代、80年代に20代だったので世間にオタクという言葉が浸透しておら

      オタクの歴史のまとめ そして未来|元オタクが語るオタクの歴史
    • 酒井隆史(責任編集) | ele-king

      東北大震災が起きてしばらくした頃、なんとなく『十五少年漂流記』と『蝿の王』を読み返した。無人島に流れ着いた少年たちが権力をめぐって殺し合いに発展する後者と、基本的には仲良くやっていく前者という記憶があったので40年ぶりに読む『十五少年漂流記』はきれいごとにしか感じられないんじゃないかと予想しながら読み始めた。『蝿の王』は確かに印象は変わらず、『十五少年漂流記』はきれいごとどころか、仲間内に不協和音が生じたところで外敵が現れ、一気に団結が深まるという展開だったためにイスラムやロシアを敵視しなければ生き生きとしないアメリカを思い出し、攻撃性を内に向ける『蝿の王』と、外側に向ける『十五少年漂流記』という対比に印象が変わってしまった。1888年に書かれた『十五少年漂流記』は1871年に2ヶ月間だけ成立したパリ・コミューンの記憶を子ども向けの冒険小説にアレンジしたものなので、世界初の労働者自治政府や

        酒井隆史(責任編集) | ele-king
      • 08 『幽☆遊☆白書』論【前篇】——冨樫義博のダークフェティッシュなゴシック美学 | 綺想とエロスの漫画史 | NeWORLD | 斜めうしろから世界をのぞく

        黒い龍とおさなごころ 1988年生まれの筆者は冨樫義博をどう受容したか? 『HUNTER×HUNTER』(1998年連載開始)の世代になる。連載第一話から読んでいて、キメラアント篇でのカイトの生首には——60年代生まれの『デビルマン』世代にとってのヒロイン美樹ちゃんの生首くらいには——ショックを受けた。主人公ゴンの兄貴分的キャラ・カイトが久々に登場するや物言わぬ生首にされ、敵方の実験材料に……夕方に読んでひどく気が沈んだのを覚えている。ネフェルピトーのあまりの凶悪な強さに、戸愚呂100%を見た静流のように「あかんわ ありゃ人間じゃ勝てん」(『幽☆遊☆白書』12巻)と絶望したのにくわえ、友情・努力・勝利というジャンプ三大要素をどう加減乗除しても算出されないダークさに怖気づいたものだ。他のジャンプ連載陣にはない「猟奇」と「狂気」を束の間見せてくれたのが富樫先生だった。 とはいえ、冨樫義博の名を

        • 坪内祐三「文庫本を狙え!」レーベル別一覧 - karumerabunkoのブログ

          「週刊文春」にて1996年8月29日号から2020年1月23日号まで連載された坪内祐三氏による文庫本書評「文庫本を狙え!」を文庫レーベル順に並べた。文庫レーベルはおおよそ五十音順に並べたが検索のしやすさを考慮し一部前後した箇所もある。 同文庫レーベル内では連載の古い順から並べ、それぞれ取り上げられた本の編著訳者名・書名・掲載号を記した。掲載号は( )内に記載し、(狙97.1.30)は、「週刊文春1997年1月30日号」を指し、「狙」は収録されている単行本を指す。 本リスト作成には以下の本を用い、略称の区分もこれに基づく。 【狙】『文庫本を狙え!』ちくま文庫, 2016年(1996年8月29日号〜2000年5月25日号分収録) 【福】『文庫本福袋』文春文庫, 2007年(2000年6月1日号〜2004年9月23日号分収録) 【玉】『文庫本玉手箱』文藝春秋, 2009年(2004年9月30日号

            坪内祐三「文庫本を狙え!」レーベル別一覧 - karumerabunkoのブログ
          • 大好きな本(ただし2011年までの基準で) - 街道日誌

            ・東日本大震災によって不可避的に文脈が変わらざるを得なかった2011年までに読んだ「大好きな本」。 ・基本的にはすべてが2011年までに読んだ本だが、「2011年までに着手して、読み了えたのは2012年以後」の本も数冊だけ含まれる。 ・リストを作り始めたのは2014年くらいだったと思うが、幸いなことに復刊された本も少なくない。作品集などは復刊されると収録作に異同が出る場合もあり、そのそれぞれを調べることはあきらめ、書誌情報は原則当時のままにしてある。 山尾悠子『夢の遠近法』(国書刊行会) 澁澤龍彦『高丘親王航海記』(文春文庫) 荒巻義雄『神聖代』(徳間文庫) 筒井康隆『脱走と追跡のサンバ』(角川文庫) 筒井康隆『虚人たち』(中公文庫) 筒井康隆『旅のラゴス』(徳間文庫) 大江健三郎『いかに木を殺すか』(文春文庫)より「もうひとり和泉式部が生まれた日」 渡辺兼人+金井美恵子『既視の街』(新潮

              大好きな本(ただし2011年までの基準で) - 街道日誌
            • 第1回 陰陽師ブームは少女小説の平安ブームから? | 『陰陽師』の夢枕獏が語る 38年間愛されつづける 物語のつくり方 | 夢枕 獏 | ほぼ日刊イトイ新聞

              1977年に作家デビューして以来、 数多くの人気小説を世に出してきた 夢枕獏さん。 がんの闘病を経て、作家活動を再開。 平安時代を舞台に陰陽師・安倍晴明が活躍する 『陰陽師』の連載も40年近く続けており、 シリーズ発行部数は700万部を超えました。 2024年4月には同作を原案にした 映画『陰陽師0(ゼロ)』が公開。 2024年は大河ドラマ『光る君へ』(NHK)にも 安倍晴明が登場し、 「令和の呪術ブーム」にも影響を与えています。 晴明を歴史上の人気スターに推し上げた獏さんに その魅力と物語の作り方を 語っていただきました。 >夢枕獏さんプロフィール 1951年神奈川県小田原市生まれ。 1977年、タイポグラフィック作品 「カエルの死」でデビュー。 1982年、『幻獣少年キマイラ』(キマイラシリーズ)、 1984年、『魔獣狩り 淫楽編』(サイコダイバーシリーズ)を 刊行し、伝奇小説の新たな

                第1回 陰陽師ブームは少女小説の平安ブームから? | 『陰陽師』の夢枕獏が語る 38年間愛されつづける 物語のつくり方 | 夢枕 獏 | ほぼ日刊イトイ新聞
              • 約3年間で読んだ本とページ数を数える - 常に半ドア。

                本を読まないと夜をやり過ごせない、という記事を書いてからかれこれ2年半ほどが経った。 これを書く前から本を読み漁るようになっていたので、溺れるように読書にのめり込んでからざっくり3年ということにする。 あの頃ほど読書に没頭してはいないが、今もKindle Paperwhiteで本を読みまくっていることは確かだ。(没頭していない、とは?) で、文字に溺れ出してから現在に至るまで、結局どれくらいの物量を読んだのか数えてみたくなった。ミステリやフィクションに絞り、人文科学系は省く。 どのみち今週はボルダリングには行けず、他の家事をやる気力もないので逃避行動に走ることにする。理由は前回の記事に。 冊数もだが、Amazonを見るとページ数が書いてあるのでページ数も数えてみたい。 (以下、括弧内はページ数。全てAmazonのKindle、Kindleに記載がない場合には文庫ページ表示に準拠。多少の誤差

                  約3年間で読んだ本とページ数を数える - 常に半ドア。
                1