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  • フッ素は天使か悪魔か

    近年、グローバルに注目されている環境問題の一つに、有機フッ素化合物(PFAS)による水質汚染があります。日本でも、PFASを含む泡消火剤の漏出事故や、日本各地の河川や地下水で基準値を超えるPFASの検出、高濃度地域周辺住民の血液検査の結果などがニュースに取り沙汰されています。 PFASの「F」はフッ素を示したものです。フッ素は特徴のある元素で、その高い有用性からこれまで幅広い産業で活用されてきました。また今後も用途によっては必要不可欠だと考えられます。生活を便利にするはずのPFASが今なぜ有害とされ騒がれているのでしょうか。この機会にフッ素について整理してみたいと思います。 かつて「水兵リーベ僕の船・・・」の語呂合わせで元素記号を覚えた方も多いかと思います。原子番号9のフッ素F。周期表の右上あたりにあり、最も電気陰性度が高く、他の元素と非常に反応しやすい一方、反応後、特に炭素とはC-F結合

      フッ素は天使か悪魔か
    • 3分でわかる技術の超キホン フッ素樹脂のC-F結合を解説(特徴、技術課題など) | アイアール技術者教育研究所

      ポリテトラフルオロエチレン(通称 テフロン)をはじめとするフッ素樹脂は、耐熱性や耐溶剤性等の高い耐性を有する樹脂として広く知られています。この特徴はフッ素樹脂のC-F結合に由来するものです。 本稿ではC-F結合に焦点をあてて解説します。 1.C-F結合の特徴[C-H結合等との比較] 表1はC-F結合の性状を他のC-X結合と比較したものです1)。 まずC-F結合は、487kJ/molという非常に高い結合エネルギーを有しています。他ハロゲン元素のC-X結合だけではなく、C-H結合やC-C結合(エタン分子)よりもはるかに高い値です。これがC-F結合の最も顕著な特徴と言えます。 さらに結合距離は、C-H結合よりは少し大きいものの、他ハロゲン元素のC-X結合よりも小さく、分極率αはC-H結合とほぼ同等の低い値を示します。 即ちC-F結合は非常に大きな結合エネルギー、短い結合距離、低い分極率を特徴とす

        3分でわかる技術の超キホン フッ素樹脂のC-F結合を解説(特徴、技術課題など) | アイアール技術者教育研究所
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