思い起こせば私がちょっと身だしなみとか考え始めるくらいの年齢だった90年代あたり、整髪料って髪をパリッパリに固めるもののことだったように記憶しています。 知らないところでは色々あったのかもしれませんが、少なくてもぼんやり暮らしていた地味な中高校生にも目につくレベルで主流だったのは、バキッと固めるジェルか、ドライヤーで一生懸命形を作ったものを形状記憶するためのスプレーか。 そういうのが「整髪料」ってもんだと思っておりました。 「……さすがに風吹いても揺れない髪って変だろ」 と思った私としてはなんとなくその後も整髪料的なものを好まない人生を歩むことになったものです。 人生って何が起こるからわからないもので、齢45、唐突にジェルの時代が到来です。 顔の周りに筋状に白髪が増えてきてるのがなかなか楽しくて「どうやったら白黒コントラストかっこよく見えるか」で遊んでるのですが、その中で安くて便利で楽なも