アメリカ南部の名門コンプソン家が、古い伝統と因襲のなかで没落してゆく姿を、生命感あふれる文体と斬新な手法で描いた、連作「ヨクナパトーファ・サーガ」中の最高傑作。 ノーベル賞作家フォークナーが、“自分の臓腑をすっかり書きこんだ”この作品は、アメリカのみならず、20世紀の世界文学にはかり知れない影響を与えた。
響きと怒り (上) (岩波文庫) 作者:フォークナー 岩波書店 Amazon 2023/2/3〜2/16(計10日) 【上巻】 2/3金〜2/9木(計6日) ・第一章 2/3金 p.7〜p.63 33歳の白痴ベンジー(本名ベンジャミン?)による語り。 名高い実験的な語りってのはこれかぁ〜 たしかにこの文体のフォロワー無数にいそう。 石牟礼道子『苦海浄土』を読み終わったばかりなので、どうしても、喋れもせず自分で食事もできないベンジーは水俣病患者の描像を重ねてしまう…… ただ、『苦海浄土』はあくまで他人である「わたくし」による水俣病患者の語りの「きき書」(再構成)であるのが本質なのに対して、こちらはベンジーの一人称主観での語りなので、その点は決定的に異なる。 反復やズレを含んだ小気味の良い会話のやり取りはTHE・アメリカ文学ってかんじ。これが源流なのか。ドン・デリーロとかを思い出す。平易な文の
『響きと怒り』 (上・下) (岩波文庫) フォークナー (著), 平石 貴樹 新納 卓也 (翻訳) 第二章ってサリンジャー主要作と似てる?(影響を与えたのでは)など、気づくこと考える事たくさんありました。 『響きと怒り』 (上・下) (岩波文庫) 文庫 – 2007/1/16 フォークナー (著), 平石 貴樹 (翻訳), 新納 卓也 (翻訳) Amazon内容紹介が、なぜか岩波文庫には無いので、講談社文芸文庫の方の内容紹介 アメリカ南部の名門コンプソン家が、古い伝統と因襲のなかで没落してゆく姿を、生命感あふれる文体と斬新な手法で描いた、連作「ヨクナパトーファ・サーガ」中の最高傑作。 ノーベル賞作家フォークナーが、“自分の臓腑をすっかり書きこんだ”この作品は、アメリカのみならず、20世紀の世界文学にはかり知れない影響を与えた。 講談社文芸文庫版 Amazon内容紹介ここから僕の感想 先日読
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く