「Milk inside a bag of milk inside a bag of milk」の日本語訳、それに伴う考察について 《陳腐なプロローグ》は自分でもなんで書いたのかわからない「日本語対応に至るまでの個人史的な経緯」に関する記述なので、本編を読みたい方は「本編」まで飛ばしてください(?)。 《陳腐なプロローグ》誰もやらないならやってみるかと、軽い気持ちで引き受けたんです。 最初は。 勿論、わたし自身この作品が好きなので、片手間で済ませる雑な仕事にするつもりは寸毫程もありませんでしたが、それなりの人気作でも邦訳に「?」ってなるところ、結構あるじゃないですか。 わたしが「Milk inside ~」を購入した時は、国外でカルト的な人気を誇っているとはいえ、日本語レビューは10件にも満たず、その中に日本語対応を心待ちにする声もありませんでした。 なので、「今よりは多くの目に触れる契機