「2021年度全国学力テスト」で浮き彫りになった自治体の学力格差、成績上位と下位でなぜここまで差が「一斉休校による学力への影響はなし」とされている2021年度の全国学力テスト。本当に問題ないのか調べてみた結果、意外な問題を発見しました。小学6年生の算数問題において、三角形の面積を求められない子が2人に1人もいたのです。 コロナ禍による全国一斉休校の影響が懸念された2021年度の全国学力テスト。2020年度は中止となりましたが、再開してみると休校以前の問題として、自治体の意外な学力格差が明らかになりました。 小6算数、2人に1人が「三角形の面積」すら求められない まずは、小学6年生の算数問題2(1)について考えてみましょう。図のような三角形の面積を求める問題ですが、驚いたことに正答率が55.1%と約半数の子しか解けませんでした。 これには大きな理由が二つあります。まず、面積を求めるのに関係の