本日届いたLPレコード。届いてから、表裏を2回聴いてしまった。よい。 高柳昌行は、1980年頃にトリオ・レコードから出たインスピレーション&パワーの再発盤ではじめて聴いた。ほんの数十秒でノイズのようにしか感じず、最近まで聴く対象としてこなかった。 その頃に新譜としてTBMから出たCool jojoが何となく気になっていて、つい最近聴いてみた。そのキレがよいギターに惹き込まれ、彼の多様な取り組みをようやく知った。 このアルバムは、高柳昌行, 吉沢元治, 豊住芳三郎のトリオ(佐藤敏夫の時間指揮って何だろう?)。魅力的な奏者達が空間を丁寧に構築してくような音が連なる。一音一音考えられ、打ち込まれたような音の連鎖。だから、音と音の間には思惟のような沈黙を感じることができ、音と沈黙が音響的な美を造り出している。 それにしても、彼のアコウスティック・ギターは美しい。特に3.での吉沢元治のチェロとの、弦