今月の読書会の課題本は昨年亡くなられた伊集院静の三部作の『海峡』でした。 www.shinchosha.co.jp 東北の内陸で育った私にとっては自分とはかなり異なった背景を持つ物語でした。韓国をはじめアジア各地に海舟によっての行き交いが、昔からあった土地柄のお話でした。地域によって深く生業における文化の違いを改めて感じました。 著者の少年時代を思い知らされ、乗り越えてこられた苦難と、そのころ私自身が生きていた時間をかえりみました。地域や家族の持つ力が度の様なものが改めて感じられました。それに今の時代なおさらに難民問題は続いています。 著者の生涯からどのようにして作家としての感性が培われたかを味わうことができました。レポートをしてくださった方に感謝です。読むことができて世界が広がりました。子どもが『ギンギラギンにさりげなく』などを歌っていた昔を思いだしました。 www.uta-net.co