ゼネラルモータースの副社長(ポンティアック担当)であったジョン・ザッカリー・デロリアンが、1975年に自ら設立したデロリアンモーターカンパニー(DMC)が製造したスポーツカー。本社はミシガン州デトロイトにあったが、北アイルランド・ベルファスト近くに誘致を請け建設された大工場で生産されたため、英国車である。 デザインはジウジアーロ、メカニカル担当はロータスである。コーリン・チャプマンが設計に参加し、ロータス式のバックボーンフレーム後端にプジョー・ルノー・ボルボが乗用車用に共同開発したPRV型・V型6気筒2849ccを搭載。無塗装のステンレス製の外板とガルウィングドアの派手な演出をクーペボディに組み合わせ1981年1月21日に第1号車(No.BD000500)が発売された。 初年度には約6500台を販売するなど売り上げは好調であった。その後はPRVユニットのターボ化や4枚ガルウイングドアの4シ