イーサネットかInfiniBandか──。生成AI開発の基盤構築に当たって多くのエンジニアが悩むのがこの問いだ。AI基盤構築を複数手掛けてきたNTTPCは、用途や環境に合わせた“使い分け”を勧める。 InfiniBandを選んだ理由 活況を呈するデータセンターインフラ市場のなかでも、特に成長著しく、新技術が台頭してきているのが生成AIの領域だ。GPUを核に構成されるLLM(大規模言語モデル)の開発基盤では、GPUサーバー間をつなぐインターコネクトネットワークに関しても、従来型データセンターのそれとはまったく異なる性能・機能が求められる。 こう聞くと、AI基盤のネットワーク設計・構築にはさぞかし時間がかかりそうだが、これまで複数の基盤構築を手掛けてきたNTTPCコミュニケーションズ 法人ビジネス推進本部 ビジネスデザイン部門 イノベーション部主査の大野泰弘氏によれば、「サーバーやスイッチ等の