AIに関するスペシャリストであり、これまでも技術情報の発信を社内外問わず行ってきた小林由幸。取り組みがきっかけとなり、2023年2月にはソニーグループのエンジニアがさまざまなテクノロジー領域について発信する学びの場「Sony’s Tech Academy Channel」(以下、STAC)がスタートしました。 STACの取り組みや、エンジニア自らが情報発信する意義、今後の展望を聞きました。 情報を届けることには“価値”がある ──小林さんは社内外・公私問わずさまざまな技術情報の発信をしていますが、きっかけとなった出来事はありますか? 高校時代、自作のプログラムを当時のコンピューター雑誌に投稿したのですが、その時にポストからあふれるほど大量の手紙が日本中から届き、驚きました。この体験を通じ、個人レベルでも情報を広く届けることによって、新しい価値を生み出せると感じました。ソニー入社後もその考え