インタビューに応じるベナン人活動家のウメル氏(写真右)。身振り手振りを交えながら熱く語る。ベナン最大の都市コトヌーのカフェで撮影 「フランスのラジオ局『RFI(ラジオ・フランス・インターナショナル)』が流すうその情報によって、旧フランス領のアフリカ諸国は真の独立を阻害されてきた」。こう憤るのは、フランス支配からの脱却を目指す団体「ウージョンス・パナアフリカニスト(Urgences Panafricanistes)」で活動するベナン人、オグスタ・ウメル 氏だ。同氏によると、2017年ごろからフェイスブックをはじめとするSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の浸透で、フランスに抵抗する気運が西アフリカのベナンでも高まってきた。「SNSによって若い世代に正しい情報が伝わるようになっている。反フランスを訴えるデモに参加する人も増えてきた」とウメル氏は言う。 ■選挙もフランスのいいなり!? ベ