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ZUTONSの検索結果1 - 1 件 / 1件

  • 織田作之助「妖婦」「可能性の文学」初版本・・・The Zutons・・Who Killed - 洋楽と脳の不思議ワールド

    「妖婦」表紙と裏表紙。 目次。 奥付。昭和22年2月25日発行。定価40円。風雪社刊。 昭和22年1月に亡くった織田作の死後出版。 戦前から戦後にかけて、単行本未収録の作品を収めた短篇集。 このうち「漂流者」(昭和17年)が最も古く、「妖婦」(没後の3月「風雪」に掲載)がもっとも新しい。 織田作は庶民の世態を巧みに描いて登場してきた作家なので、最初の5編は欲得も色事も綯(な)い交ぜになった庶民の実相を描いた作品。 6番目の「鬼」は、デカダンと世間から指弾された織田作自身をモデルにした自虐的かつ諧謔的な作品。 7番目の「漂流」は享保年間に、12人の仲間と無人島に漂着し、21年目に生き残った3人のうちの1人が語る無人島生存記。 8番目の「昨日、今日、明日」は、終戦前後の物語。 織田作は政治には関心がなかったので、直接権力を批判することはないが、当時の庶民の感覚はきちんと掬う。 赤紙で応召された

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