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  • Book Review 『AIと著作権』 - けいそうビブリオフィル

    本書は、そのものズバリのタイトルが示すとおり、ここ数年、著作権業界を大いに賑わせている「AIと著作権」について網羅的に分析した書籍である。 もっとも、「書籍」といっても、本書はいわゆる法律実務書ではなく、現在の学会を代表する研究者たちによる最新論文が収録された珠玉の論文集である。 本書には、上野達弘教授による「『AIと著作権』の過去・現在・未来」と題する序論(PartⅠ)に続き、PartⅡとして、「日本法における権利制限-著作権法30条の4を中心に」(愛知靖之)、「諸外国における情報解析規定と日本法」(上野達弘)、「アメリカにおけるフェア・ユース該当性」(奥邨弘司)というAIによる学習段階における侵害の成否に関する論文が、続くPartⅢには、AIによる生成段階における侵害の成否に関する論文として、「類似・依拠」(奥邨弘司)、「行為主体と準拠法」(横山久芳)が、PartⅣには、AI生成物の著

      Book Review 『AIと著作権』 - けいそうビブリオフィル
    • あなたの体は9割が細菌:微生物の生態系が崩れ始めた:株式会社日立総合計画研究所

      2017年5月31日 2003年、ヒトゲノムプロジェクトによってヒト遺伝子の配列が99%解明された。しかし、それだけでは、当初期待されていたような、疾病原因が一気に解明されるということにはならなかった。その理由の一つとして、疾病原因には、人体の持つ遺伝子だけではなく、人体に共生する微生物が関係しているという点が指摘されている。本書は、ヒトと微生物の集合体(微生物集団=マイクロバイオーム*1)から構成される人体にとって、微生物の遺伝子の解読はヒト遺伝子以上に重要であると述べている。 著者のアランナ・コリンはユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで進化生物学の博士号を取得したイギリスのサイエンスライターであり、テレビやラジオでコメンテーターとして活躍している。彼女は研究のため訪れたマレーシアの熱帯雨林でダニにかまれ、感染症に罹患(りかん)した際、治療のため、大量の抗生物質を摂取したが、その後、それ

      • サービス | Hexabase

        GitHub Copilotなどは一度使うと、手放せなくなります。普段使っているエディタに統合されるので、手元の環境ですぐに使えるのも魅力です。 この記事では、プログラミングエディタやIDEの中で利用できる生成AIサービスをまとめて紹介します。 GitHub Copilot GitHub Copilotはリアルタイムのサジェスト、エラー時のコード修正提案、コードの自動補完などを行うAIアシスタントです。GitHub CopilotはGitHubのコードを学習しており、GitHub上のオープンソースプロジェクトも学習ソースとなっています。 利用できるエディタはVSCodeの他、NeovimやVisual Studio、JetBrainsの各種IDEなどがあります。また、GitHub CopilotはGitHubのプライベートリポジトリでも利用できます。 個人であれば月10ドル、ビジネスの場合

        • 『早期退職時代のサバイバル術』小林祐児 著 - 仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

          こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 今回は、小林祐児さんの『早期退職時代のサバイバル術』です。 小林さんはパーソル総合研究所の上席主任研究員を務めておられます。 タイトルにある通り中高年の雇用問題を研究されています。 「働かないおじさん」 「妖精さん」 「粘土層」 窓際に座って何も仕事はしないけれど、年収は2,000万円以上もらっている社員に対して、「Windows2000」というあだ名もあるそうです。 なかなかのネーミングセンスですね。 小林さんは、こういった中高年層の問題を扱われています。 「働かないおじさん」をネタにするネットの記事はあるあるですが、そこはさすがパーソル総合研究所。 上辺だけの浅い議論を真っ向から否定しておられますね。 僕らのような働かないおじさん当事者も納得感のある、深掘りした議論を展開されています。 タイトルには「サバイバル術」とありますが、

            『早期退職時代のサバイバル術』小林祐児 著 - 仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ
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