英語ではDouble Jeopardy(ダブルジョパディ)と呼ばれる法則で、日本語では「二重の不利」という意味になります。『ブランディングの科学』で紹介され、日本でも有名になりました。 浸透率とは、ある期間に商品を購入した人の割合、購入頻度はその商品を一人あたり何回購入したか、のデータで、この2つには正の相関関係があるという法則です。30年以上前から食品や化粧品といった日用品から、車、小売店、テレビ番組の視聴に到るまで当てはまることが実証されています。 この法則を言い換えると、 つまり、購入する人が少ないということは、購入される回数も少ないという二重の苦しさ(「ダブルジョパディ」)がある、という現象です。 公開されている実際のデータを見てみましょう。アメリカにおける洗濯洗剤の各ブランドの浸透率と購入頻度をプロットしたものです。 出典:Mark Uncles, Andrew Ehrenber