「プロダクト・技術・組織の方向性をいかにして決め、どうやって施策を推進するか」は、企業の成長や継続性を左右する重要な要素です。プレイドのCo-Founder/CPOである柴山直樹は、創業当初からこれらの方針を策定し、事業や開発組織の中核を担ってきました。 柴山は何を大切にしてCPOの業務を担っているのでしょうか。今回はプロダクト開発から組織運営まで、さまざまなテーマについて話を聞きました。 起業志向の強かった学生時代。お互いを補完し合える共同創業者と出会った――柴山さんは東京大学の大学院の博士課程をドロップアウトしてプレイドを創業したそうですが、まずはその経緯からお聞きしたいです。 私はもともと起業志向が強くて、大学に行きつつベンチャーで働いていました。それも、基本的には将来起業するためのステップとして行っていましたね。とはいえ、私は根っからのエンジニア気質で事業の知識に乏しかったので、起