今月中旬、イタリア·フィレンツェにあるバッカスの像を相手に、若い女性がキスしたり、股や尻を擦り付けるなどの行為を行った。警察当局は、現場の写真から彼女の身元を特定しようとしている。 「性行為を真似た」 女性が行為に及んでいる写真は、フィレンツェの住人が撮影し、フェイスブックグループに投稿したもの。それが拡散された後、イタリア文化相をはじめ政府の関係者が、次々と遺憾の意を表明したと報じられている。 フィレンツェ市長は、この女性が「性行為を真似た」とはっきり言っているそうだ。また、市の発表によると、女性の身元はまだ不明だが、「おそらく酩酊状態にあった」とのこと。 バッカスは、好色なことで知られる酒と豊穣の神(日本ではバッコスとも表記される)。問題の女性が絡んだバッカス像は複製されたもので、ポンテ·ヴェッキオ橋近くの路上にある。オリジナルは16世紀(後期ルネサンス)の彫刻家·ジャンボローニャの作