クォーツクライシス以降、低迷の一途を辿るゾディアック 辛うじてスイスメイドを続けながらも、大半のラインナップはクォーツとなった90年代 安価な価格帯のメーカーは総じて、ある社のデザインを追い続けた。 現代で言えば、オマージュと綺麗な言葉で片付けられるが 当時は生き残りをかけ、各社苦肉の索であったろう 偽物は、既に70年代より始まっていたが そうでは無く、その業界きってのメゾンのデザインを模倣する事により その価格帯では購入出来ない消費者を必死になって拾おうとした企業努力も見られる 形振り構わず模倣したモデルは、現在に至っては スイスメーカー同士では決してあり得ない事となり 現代となっては、その模倣のアクション自体がヴィンテージ感覚である。