政府は、新型コロナウイルスの感染が急拡大しているタイとラオスに対し、医療体制を支援するため、酸素濃縮器を送ることを決めました。 これは、茂木外務大臣が3日、閣議のあとの記者会見で明らかにしました。 それによりますと、新型コロナウイルスの感染が急拡大しているタイとラオスに対して必要な医療機器を送り、現地の医療体制を支援するとしています。 このうち、タイには酸素濃縮器を775台送るほか、ラオスには酸素濃縮器100台とおよそ60万回分のワクチンを提供するとしています。 茂木外務大臣は会見で、「日本として、戦略的に、医療機器やワクチンのニーズが高い国に必要な支援をしていきたい」と述べました。 政府は、これまでにインドとインドネシアに酸素濃縮器を送ったほか、マレーシアなどにもワクチンを無償で提供しています。