戦後日本の人口移動と経済成長 第三特別調査室 1.人口の減少と地域別比率の変化 2005 年、日本の人口は統計を取り始めて以来初の自然減となった1。2006 年 は自然増となったものの、2007 年は再び自然減となっており、今後とも長期に わたり人口減少が続く見通しである。 人口の減少と並んで注目されるのは地域ブロックごとの人口比率の変化であ る。戦後の日本では、1950 年代から 1960 年代の高度経済成長期に地方から東 京・名古屋・大阪の三大都市圏への急激な人口移動が生じた。その後 1970 年代 に入り人口移動のペースは緩やかになったが、現在もなお東京圏・名古屋圏へ の人口移動は続いている。人口減少下における地域ブロック別人口の推移は、 今後の日本の社会、経済を考える上でも一つのポイントとなろう。 本稿では、 「国勢調査」 「住民基本台帳人口移動報告」に基づき、戦後日本に おける
ピックアップ 2024年01月30日 トヨタグループ17社、未来への指針となる「ビジョン」と「心構え」を共有
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