11000ステップ経ったラングトンのアリ。赤い点のところにアリがいる。 ラングトンのアリ(英: Langton's ant)は、クリストファー・ラングトンが発明した単純な規則で記述される2次元チューリングマシンである。 ラングトンのアリが200ステップ移動するまでのアニメーション 平面が格子状に構成され、各マスが白または黒で塗られる。ここで、1つのマスを「アリ」とする。アリは各ステップで前後左右のいずれかのマスに移動することができる。アリは以下の規則に従って移動する。 白いマスにアリがいた場合、90°右に方向転換し、そのマスの色を反転させ、1マス前進する。 黒いマスにアリがいた場合、90°左に方向転換し、そのマスの色を反転させ、1マス前進する。 この単純な規則で驚くほど複雑な動作をする。当初でたらめな動作をしているが、アリはいずれ例外なく10000歩ほどうろついた後に真っ直ぐな「道」を作る