「求む 衛星利用アイデア」宇宙本部、新サービス案公募2009年1月5日15時0分印刷ソーシャルブックマーク 全地球測位システム(GPS)のような衛星測位技術や衛星画像データなどの利用拡大に、政府の宇宙開発戦略本部が乗り出す。国の衛星を使った新サービスの提案を民間などから公募し、宇宙利用の潜在的ニーズを掘り起こす。 利用拡大をめざすのは、宇宙航空研究開発機構が運用中の地球観測衛星「だいち」や超高速インターネット衛星「きずな」、10年度打ち上げ予定でGPSの精度を高める準天頂衛星など。09年度政府予算案に3億円の宇宙利用促進調整委託費を新設した。 宇宙機構は、衛星データを漁場探しや農作物の育ち具合の管理、産業廃棄物の不法投棄監視などの利用に提供している。だが、まだ単発的な事例がほとんどで、産業の活性化や生活の向上につながっていないのが現状だ。このため同本部は、利用促進策のてこ入れが不可欠と判断