7月19日(木)、渋谷東急でのぴあフィルムフェスティバル『けものがにげる』上映&トークが終了しました。平日の夕方という条件ながら、多くの観客の皆様に観ていただき、ありがとうございました。 喋るのが苦手だということで映画を撮り始めたようなものですが、結局あのような場で喋らないと伝わらないものもあることに因果を感じます。喋れば喋るほど言いたいことがずれていくことを認識しつつ荒木ディレクターの質問に答えておりました。 後出しジャンケンみたいで恐縮なのですが、言い足りなかったことをここに書こうと思います。 『けものがにげる』は自分が映画的に育てられた80年代ハリウッドのファンタジー映画、特に小さなモンスターが登場する映画に多大なオマージュを捧げた作品で、ほっとするようなエンターテインメントを目指しました。決して東京ではない「神奈川な映画」でもあります。心理劇やホラーを想像されていた方には、情報不足