神戸市に拠点を置くプロレス団体「ドラゴンゲート」の練習場で飼われていたニホンザルが虐待されていた疑いがあるとして、兵庫県警が動物愛護法違反(虐待、特定動物の無許可飼育)容疑で捜査していることが分かった。県警によると、同団体に所属する男性選手(21)のブログに、サルが首根っこを持たれた画像や、「(サルが)お湯をかけられる」といった虐待を示す書き込みがあったという。 須磨署などによると、ニホンザルは10歳ほどの雌で、約10年前から同市須磨区の同団体の練習場で飼われ始めた。3月に「サルが虐待されている」との通報を受けた市西部衛生監視事務所が調査したところ、ニホンザルの飼育に必要な神戸市の許可を受けずに飼っていたことが判明。背中に約5センチ幅の傷も確認されたという。サルは先月、福島県の団体関係者に引き取られた。 同署の任意の事情聴取に対し、関係者の一部は虐待があったことを認めたという。これに対