御殿場事件(ごてんばじけん)とは、静岡県御殿場市の御殿場駅近くで2001年9月に発生した集団強姦未遂事件である。加害者の少年らが冤罪を主張したため最高裁まで争われる長期裁判となり、最終的に4人が懲役1年6か月の実刑判決、1人が懲役2年6か月・執行猶予4年の有罪判決となった。「御殿場少年事件」[1]、「御殿場少女強姦未遂事件」[2]とも呼ばれる。 2001年9月16日の午後11時過ぎに当時15歳だった少女が帰宅した際、「帰り道で少年らにいきなり声を掛けられた後公園に連れて行かれて強姦紛いの猥褻行為を受けた」と説明したことから、同日静岡県警察御殿場警察署に被害届が提出された。少女と逮捕された少年らは当時御殿場市内在住であるが、特に面識はなかったという。 少女の当初の主張は、「2001年9月16日」の午後8時頃、部活動から帰宅中、中学時代の同級生(被告人少年ら)に無理矢理手首をつかまれ御殿場駅か