トヨタで死んだ内野さんの妻が国を相手取った裁判で過労死が認められ(11月30日名古屋地裁判決)、2007年12月14日に判決が確定した。本件はCNN、英『エコノミスト』、ロイター、APなどが世界中に報じたが、国内民放でしっかり時間をとって経緯を報じたのは大阪地区での毎日放送だけ。東京では「なかったこと」にされ、トヨタの巨額の広告宣伝費に抑え込まれた格好となった。法廷ではトヨタ社員2名が「残業でなく雑談していた」と証言したほか、トヨタは「国に控訴しないよう働きかけて」という要望書さえ受け取らず、終始冷たかった。 月に144時間を越える残業などで過労死したトヨタの社員、内野健一さんの妻・博子さんが国を相手取った裁判で、健一さんの死は過労死と認められた(11月30日名古屋地裁判決)。被告の国は控訴を断念し2007年12月14日、判決が確定した。 日本外国特派員協会で内野さんが記者会見 に出席した