2009年10月以降出版された新刊(文庫化タイトルを除く)に限定して、「自分で実際に読んでみて面白かったのでお客様にぜひオススメしたい本」という趣旨で、推薦文添付を条件に、紀伊國屋書店全従業員から募りました。 約700件の応募に対し、社内の「自他ともに認める本好き」のスタッフ十数名が選考委員として最終投票。紀伊國屋書店としてオススメしたい30点を選びました。 私たちの2010年おすすめ本をどうぞ手にとってご覧ください。 →bookwebで購入 (新潮社/1,995円) 「さみしい」という孤独な四文字のことばに、嘘ややましさ、なにかごちゃごちゃとしたどぎつくカラフルなもの、たくさんの不純物を混ぜてこねると、この小説が生まれる気がします。もちろんその「さみしい」はとてもヘンな形をしているのですが、だからこそ愛おしく、大切だと思えるのです。 〔新宿本店・梅﨑実奈〕 洗面器で水泳を教える女性、玄関