映画『ビルマの竪琴』といえば、市川崑監督が2回も映画化した名作中の名作。1985年に公開された中井貴一主演のリメイク版も良しですが、白黒映画の1956年版も印象的でまたグッド。リメイクとはいえど、セリフはほとんどそのままなので、どちらを見てもオッケーです。 そんな『ビルマの竪琴』のなかに、とても気になる食べ物が2つ登場します。名前は「チャンナカ」。もう一つは「ガビ」。日本兵が物売りの老婆と物々交換するシーンに登場します。だがしかし、だがしかーっし! モノの名前は出てくるのに、そのもの自体は映らないという、なんとも歯がゆいシーンなのです。映画中のシーンを文章で再現してみると以下のとおり。 【チャンナカ】 日本兵1「おいばあさん、このホウキでチャンナカをくれ」 老婆「はい交換」 日本兵2「なんですか?」 日本兵1「砂糖で固めた、菓子みたいなものだ」 【ガビ】 日本兵3「ばあさん、この靴下まだ新