『《資料》よりよい漢方治療のために 増補改訂版 重要漢方処方解説口訣集』 中日漢方研究会 18.桂枝加竜骨牡蛎湯 金匱要略 桂枝4.0 芍薬4.0 大棗4.0 生姜4.0(乾1.0) 甘草2.0 竜骨3.0 牡蛎3.0 (金匱要略) ○夫失精家,少腹弦急,陰頭寒,目眩,髪落,脉極虚芤遅,為清穀亡血失精,本方主之(虚労) ○脉得諸芤動微緊,男子失精,女子夢交,本方主之(虚労) 〈現代漢方治療の指針〉 薬学の友社 神経症状があり,頭痛,のぼせ,耳鳴などを伴って疲労しやすく,臍部周辺に動悸を自覚し,排尿回数多く尿量増大するもの。 本方は平素よりあまり強健でない人の一時的性欲亢進がもたらす衰弱と異常興奮によく用いられる。咽喉がかわき,神経症状の著しくない陰萎には八味丸がよく,胸や脇腹が重苦しく,尿量減少し,やや軟便気味で下腹部に動悸を感ずるときは柴胡桂枝干姜湯の方が適当である。筋骨質で便秘がちな人
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