猫とねずみとお友だち(ねことねずみとおともだち、Katze und Maus in Gesellschaft、KHM2)はグリム童話のひとつ。猫とねずみといっしょのくらし、猫とねずみのいっしょのくらしなどとも訳される。 弱い立場のものが強い立場のものに逆らって破滅するという、メルヘンとしては珍しく救いの無い話である[1]。ヴィルヘルム・グリムは『グリム童話』初版には無かった「どうです、世の中とはこうしたものです」という結句を後の版になって付け足している。 猫とねずみが一緒に暮らしていた。 ふたりは冬を越すためにヘットを壷に入れて、盗まれる心配の無い教会の祭壇の下に蓄えておくが、しばらくして猫はヘットがなめたくて我慢できなくなる。 そこで、猫は「名付け親を頼まれているので、留守番を頼む」とねずみを騙し、ヘットのところへ行き、上皮の部分を全部なめてしまう。帰宅した猫にねずみが「何という名前を付