トレンドマイクロが、自動車メーカーの生産停止や医療機関の長期にわたる診療や手術の停止というランサムウェアによる甚大な被害が発生した国内事例を挙げて、2022年のサイバー脅威動向について解説した。 トレンドマイクロは2023年1月5日、オンラインで会見を開き、2022年のサイバー脅威動向について解説した。自動車メーカーの生産停止や医療機関の長期にわたる診療や手術の停止というランサムウェアによる甚大な被害が発生した国内事例を挙げて、既にサイバーリスクはビジネスリスクであり、災害対応などに向けたBCP(事業継続計画)と同様にサイバー被害に対しても早期の復旧を可能とするサイバーレジリエンスの向上を訴えた。 同社 セキュリティエバンジェリストの岡本勝之氏は「これまでランサムウェアによる事業停止の問題を語る際には海外の事例を話すことが多かった。しかし2022年は、象徴的な被害が日本国内で発生したことが
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