2019年1月1日に、生誕100周年を迎えたJ.D.サリンジャー。『ライ麦畑でつかまえて』が世界中でベストセラーとなるも、隠遁生活を経て、表舞台から姿を消したサリンジャーとはどのような人物だったのでしょうか。2019年1月18日公開の映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』特別試写会の模様も合わせてご紹介します。 【前編】 2019年1月1日、J.D.サリンジャーが生誕100周年を迎えました。サリンジャーは、言わずと知れた20世紀の特大ベストセラー小説『ライ麦畑でつかまえて(『The Catcher in the Rye』 )』の作者です。 没後10年近く経過していますが、今も昔も若者を中心にファンを獲得し続けているサリンジャー。実は本人の意志により出版が許されているのは5作品です。また、サリンジャーは人気絶頂の中で表舞台から姿を消した後、テキサスの田舎町で隠遁生活をするように