さて、派生開発の「変更」をどうモデル化するか。。。前回までのあらすじはこちら。 派生開発における変更指示をモデルで表現する(問題編) デルタの導入 欲しいものは、「修正」そのものをストレートに表現することです。なので、クラスの「修正」を表すステレオタイプ、《delta》を導入します。これは、クラスに対する変更指示そのものを示すクラスです。赤ペンで書くことを、少々フォーマルにして、このクラスの中に情報として書いて行きます。さらに、サブとなるステレオタイプ、《add》, 《delete》, 《modify》も導入。 デルタ: 《delta》 追加: 《add》 削除: 《delete》 変更: 《modify》 この 3 つに分け、変更を表現します。変更を「クラス」として閉じ込める分けです。さらに、この変更指示は、上位の変更要求に対応するはずです。この変更要求を「要求」(UMLでは《requi