多くの企業がキャリア採用、いわゆる中途採用の強化に動いている。デジタル化や業態転換、新規事業の創造などに対応すべく、これまで以上に専門的スキルや知見を持つ人材が求められるようになった。従業員301人以上の企業は「中途採用比率」の公表が義務化され、人的資本を重視する政策が企業に追い打ちをかける。さらに、バブル組、団塊ジュニアの大量退職時期が近付き、日本企業はいびつな年齢構成にいよいよ本気で向き合わなければならなくなっている。かつてない人材争奪戦が繰り広げられる中、欲しい人材を採用・定着させるために企業がすべきことは何だろうか。(写真=PIXTA)
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