この連載では、LTEモデム搭載済みプロトタイプ(試作)向けデバイス「Wio LTE JP Version(以下、Wio LTE)」と、7種のセンサーに加えSORACOM Air SIMが同梱されたパッケージ「Grove IoT スターターキット for SORACOM」を用いたIoTプロトタイプの製作を、全2回でご紹介します。第2回となる今回は、IoTシステム開発の要件にも挙がりやすい「クラウド連携」と「双方向通信」をさせるための仕組み、そして気軽にプロトタイプ開発を進めていくためのTIPSを紹介していきます。 SORACOM Harvestでセンサーデータを可視化する(1) IoT開発の初期段階でよくあるのが「センサーから上がってくるデータを簡単に可視化できないだろうか?」という課題です。一般的にセンサーデータを可視化するためにはSaaS(Software as a Service)を準