携帯電話向けコンテンツ配信大手であるドワンゴの2009年9月期第1四半期(2008年10〜12月)の連結営業利益は、4億9600万円(前年同期は1億6300万円の赤字)と好調な滑り出しをみせ、早くも期初に予想した通期営業利益の4億2000万円(前期比3.65倍)を突破した。予想をはるかに上回る好業績の背景と今後の株価動向を探った。 部門別では、ニコニコ動画事業が主体のポータル事業の第1四半期業績は、売上高は6億3600万円(前年同期比77.9%増)となった。しかし、営業損失は前年同期に比べ2億2800万円増え、4億7500万円の赤字となった。ただ、期初に会社側が見込んでいた第1四半期の営業損益は6億円の赤字だったことから、予想に比べ赤字が小幅にとどまったことになる。 今回、会社側が通期の営業利益を上方修正しなかったのは、モバイルを中心にコストが2〜3億円後ろ倒しになっていることに加え、景況