いわゆるブラック企業は、 過酷な労働条件を課すことなどにより、 従業員を追い込んで病気にしてしまいます。 ブラック企業の害を受けてしまった元従業員は 治癒したとしても精神的なダメージから、 社会復帰困難な状態になってしまうことも多いと聞きます。 直接的な医療費負担や、就業困難に陥ったことによる 社会的損失は、元従業員だけでなく、 社会保険料や福祉給付などで、社会全体が負うことになるわけです。 排煙や汚水垂れ流しなど、目に見える公害とは異なりますが、 これも経済学でいうところの外部性(外部不経済)ではないかと。 外部性とは、ある経済主体(ここではブラック企業)が、 市場での取引を通じることなく、別の経済主体の 効用関数または生産関数に影響を与えることをいいます。 以下、学びたての公共経済学の知識で考えてみました。 完全競争市場における企業は、限界費用が市場価格に等しくなるように その生産量を
![ブラック企業を規制するには・・ - すらすら経済学を学ぶ日記。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e0bf443de5c548e7c253c4e0f5abbd4f1f47fbe9/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51NetJKVr-L.jpg)