42人が亡くなった滋賀県の信楽高原鉄道の事故から14日で24年になり、事故現場の近くで追悼式が行われました。 14日は、事故現場の近くに設置された慰霊碑の前で遺族や鉄道関係者などが出席して追悼式が行われ、出席者が黙とうをささげました。追悼式の中で信楽高原鉄道の正木仙治郎社長は「二度と事故を起こさないようさらに安全確保の徹底を図りたい」と述べました。続いてJR西日本の真鍋精志社長が「安全な鉄道を実現するため、たゆまぬ努力を続けることを誓います」と述べました。 事故で妻を亡くした兵庫県宝塚市の吉崎俊三さん(81)は、「遺族が高齢化し追悼式に出席する人も減るなか、今後、事故が風化するのではと不安です。鉄道会社は、営利ではなく人命を第一に考えて運行してほしいです」と話していました。